和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

仕事・転職・定年

ビジネスパーソンの市場価値

若手社員の転職 私とペアを組んで仕事をしている若手社員の転職が決まりました。彼は、上司に退職届を提出した上で、“確認のため”、その上司と人事部の担当課長にその日の面談概要をメールしました。 以前、彼が上司に転職するかの悩みを打ち明けたところ、…

パワハラ対策と過剰な気遣い

苦い思い出の不意打ち たまに、ぼーっとしていると、何の脈略も無く昔の記憶が頭に浮かぶことがあります。自分にとってトラウマとも言える嫌な思い出は、何度も現れるうちに、やがて意識上に浮かぶ前に「そろそろ来るな」と言う予兆を感じられるようになりま…

花を咲かせる場所

はじき出される駒 私の勤め先では、6月の定時株主総会後に大幅な組織変更が行なわれました。幸か不幸か、私の部署を含む本部では組織の変更は無かったため、部内ではどこか他人事のような受け止め方です。 組織変更の大きな狙いがポスト削減であることは一目…

猫に鈴をつける役

50%の壁 先月、緊急事態宣言が解除されたことに伴い、会社は、コロナ禍での対応方針を「不要不急の出社は控える」から「部単位での出社率50%を目標とする」に改めました。 普通に読めば、「各部とも出社する社員を半分以下に抑える」と理解するのが自然だ…

責任の取り方、取らされ方

中身の無いパフォーマンス 私の勤め先で、一介の社員でも社長に直接メールを送ることが出来るようになったのは、前社長の代になってからでした。それまでは、現場の社員が社長に直接物申す手段など無かったので、これによって、現場からの意見が直接社長に伝…

伸びきったゴムは戻らない

オフの時間を作る 考えや気持ちの揺らぎと言うものは、止めることが出来ず、何度も同じところを行ったり来たり、あるいは堂々巡りを繰り返すことがあります。それは数日おきのこともあれば、一日のうちに何度も、と言うことさえあります。 片付いていない仕…

教える立場から教えられる立場へ

手抜きか合理化か 私は過去の記事で、若い頃の話を頻繁に持ち出してきましたが、これは私が歳を取った証だと思います。 勤め先の若手や中堅社員に仕事の段取りを説明する時なども、つい若い頃の経験を引き合いに出しますが、しばらく後になって、「そんな昔…

異動と退職の季節

定期異動 6月は異動の季節です。私の勤め先では、かつては、人事異動はその時々で必要に応じて行なわれてきましたが、数年前から、原則7月1日を人事の定期異動のタイミングとするようになり、それ以外の時期には大きな組織改編などの特段の事情が無ければ異…

自分の潮時

封印された提案 長年夫婦をやっていると、「これ以上言うと、喧嘩になるな」とか、「ここで折れておいた方が無難だ」と、越えてはいけない一線が見えてきます。遠慮はしないけれども、相手を傷つけることは避ける。私たち夫婦の間には、暗黙の“寸止め”ルール…

働かない働き蟻

真似ることと見習うこと 成功している人の真似をすれば自分も成功者になると勘違いしている人がいます。会社も然りで、私の勤め先のトップも、折に触れ、“業界のトップランナーから学ぶべし”と口にします。“学ぶ”は“真似る”の聞き違いなのでは、と疑問に思っ…

介護と仕事の折り合い

介護への理解 管理職から外され、また、介護休業で仕事から離れたことにより、私の肩の重荷は二段階で軽くなりました。今月初めから仕事に復帰しましたが、在宅勤務のため、仕事の拘束時間はあるものの、その前後は家事に費やす時間を確保できるので、生活の…

メンタルケアの自己責任

境界を彷徨う心 去る3月に、ある若手社員が精神的なストレスからしばらく休みを取っていました。産業医や専門医は、彼を病気休職にするよう提言しましたが、早期に職場復帰したいとの本人の希望もあり、会社もそれに同意したため、残りの有給休暇を全て消化…

転職志願 やりがいを求めて

仕事とやりがい 介護休業が終わり仕事に復帰した私は、若手社員の教育係的な業務を行なうことになりました。休業前、私は上司に閑職への異動の希望を出していましたが、“適当な”受け入れ先が無いため、当面は元の部署で働くことになりそうです。 今、若手社…

仕事への復帰と気分の落ち込み

介護休業の終わり 来週の職場復帰を前に、会社から様子伺いの電話がありました。復帰先は元の部署。具体的な業務内容は別途連絡あり、とのこと。その直後に、私の元部下から電話が入りました。業務引継ぎを兼ねたオンラインの打ち合わせを早速始めたいと言う…

気楽に生きる

外面と内面 家から一歩外に出ると、誰でも外向きの顔になると思います。家族に見せる“素の”自分を、学校や会社で見せることはしません。 「裏表のない人」は誉め言葉なのでしょうが、それは、外向きとして演じている自分を、相手に関わらず使い分けないこと…

自分らしさを貫くには (2)

敵と味方しかいない世界 (2) 先輩社員のKさんとの関係に悩んでいたSさんは、相談相手のT君と信頼関係を深め、やがて二人は結婚することを決めました。両名からその話を聞かされた私は、結婚後の二人の配置転換を考えなければならないと思いました。 ところが…

自分らしさを貫くには (1)

自分は自分と言う考え方 肩肘張らずに自分らしく生きる – それ自体は人生の目的ではありませんが、私がいつも大切に思っている原則です。 子どもの時分、親や教師などから、ことあるごとに“かくあるべき”と言われ、それに対して、「自分はそうでは無い」、「…

言葉と気持ち

礼儀作法以前に 自分の思いを正しく相手に伝えることは、コミュニケーションが成立するための根本です。相手に対して感謝の気持ちがあっても黙っていては伝わりません。逆に美辞麗句を並べて感謝の言葉を伝えても、それが本心でなければ、すぐに相手に見透か…

他力本願な夢

語る夢は人任せ 今の時代、テレビのドキュメンタリー番組を真に受ける人はいないと思います。たとえノンフィクションと謳われていても、そこには一定の演出や仕込みがあることを、視聴者は“お約束”として理解した上で楽しむものです。 さて、先日私が見たド…

仕事と家庭 介護休業が始まって

自分のための介護休業 介護休業に入って1週間が経ちました。妻は、たびたび私に対して、会社を休ませることになってしまい申し訳ないと口にします。休業は、私が後悔しないために自らの判断で決めたもので、誰かに強いられたものでは無いと妻に何度となく説…

自尊心と虚栄心

プライドが許さない 週明け月曜日から、妻の自宅療養のため介護休業に入ることになりました。妻は先週水曜日に左乳房の摘出手術を終えました。コロナの感染予防のため、手術直後に5分間だけの面談が許されましたが、あとは退院日まで直接話をするのはお預け…

空回りする多様化 (2)

空中分解 「ワークライフバランス」、「シルバー人材の活用」、「女性社員の活躍支援」の3本の柱を掲げてスタートした多様化プロジェクトでしたが、一般職全員の総合職への転換は、当の一般職の消極的な反応からとん挫しかけていました。また、一般職を廃止…

空回りする多様化 (1)

形から入る多様化 多様性と言う言葉がもてはやされるようになって、私の勤め先でも人材や働き方の多様化を意識し始めるようになりました。もっとも、これは、世の中の動きに合わせようとする試みであって、社内の必要性から発したものではありませんでした。…

心の対人距離

刻み込まれた嫌悪感 他人の不幸をほくそ笑む者がいます。誰かが歯ぎしりしたり、地団太を踏んだりして悔しがる様。それを見ることに喜びを感じる者がいます。 そのような人間は、人の苦しみを吹聴して回り、陰で悩める人間を嘲笑うことに喜びを感じているの…

不安な回遊魚

来年の桜まで 朝の散歩は、私にとって季節のうつろいを感じるための日課です。 在宅勤務開始以来、朝、小一時間ほど散策します。雨が降っていたら散歩はキャンセル。ルートはその日の気分で決めます。昨年の今頃は妻と一緒に朝の散歩を楽しんでいましたが、…

地位と名誉の値打ち (3)

当たり前だった昇格の終わり 組織の指揮命令系統は、意思決定を円滑に行うための枠組みであり、それぞれの役職に与えられた権限には責任が伴います。 役職が上がると給料も上がるのは、役職に応じた責任が重くなるためであり、個々人の能力や過去の実績の対…

地位と名誉の値打ち (2)

権限と権力の違い 過去の記事でも何度か触れましたが、今の若手社員や中堅社員の中には、管理職になることを望まない者が増えてきています。そこそこの給料をもらえれば良く、余計な責任は負わされたくないと言う考えが、彼らの世代に広がっているように感じ…

地位と名誉の値打ち (1)

幹部社員飽和時代 どこの世界にも、地位や名誉に異常に執着する人がいますが、会社と言う組織の中にも肩書に拘る社員が少なからず存在します。 私が入社してから20年近くの間、会社は年功序列を維持しており、同期入社はほぼ同じ時期に昇給昇格していました…

就職活動考 漂流するモチベーション

目的無き将来 下の娘はこの春から大学3年生になります。私は娘から、どこの会社のインターンシップに参加すべきか相談されましたが、現役の就活生ではない私がそんな相談に乗れるはずなどありません。娘はやりたいことが見つからないと言い、やりたいことを…

在宅勤務の逃げ場 (2)

心の悲鳴を聞く 風邪で熱がある時に無理やり出社しても、パフォーマンスが上がらずに、かえって風邪をこじらせてしまう - 若い時の私は、そのようなバカなことをしていました。しかし、当時は、“風邪ぐらいで”会社を休むなど弛んでいると考える風潮が強い時…