和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

社風を見直せない社風

意欲を殺ぐ社風 昨年の始めのことでしたが、私の勤め先で「企業文化の構築」の話が持ち上がりました。経営陣が新たな経営方針や行動指針を示すのかと期待していましたが、社員全員で行動指針を作るよう上から指示があり、これぞ我が社の社風らしいと思ったも…

家事の喜び

家事の分担 先週末、下の娘の誕生日を自宅で祝うため、食材の買い出しに出かけました。ここ数か月、食材や日用品の購入は大手スーパーの宅配サービスを利用していたので、散歩以外での外出は久しぶりのことでした。 少し本題から逸れてしまいますが、これま…

働き方改悪

正常化の動き 新型コロナの新規感染者数が急減したことで、私の勤め先では勤務形態を見直す動きがあります。具体的には、まず1週間あたりの在宅勤務日数を制限し、段階的に従来型の勤務形態に戻そうと考えているようです。そのような“正常化”には社員からの…

人生の原動力

気の置けない相方 私は先月から、昨春定年に伴って嘱託社員となったMさんとペアで仕事をしています。これまでペアを組んでいた若手社員の転職後、育成すべき後進が補充される目途が立たず、他の部署からMさんに異動してきてもらいました。 lambamirstan.hate…

記憶のささくれ

つらい経験からの逃避 私は中年の域に差しかかるまで、嫌なことは早く忘れよう、気持ちを切り替えて前に進もうと意識していました。くよくよ悩むことは時間の無駄だと考えていたのです。 しかし、忘れようにも、負の経験をした時の相手の心無い言動や周囲の…

結婚の目的と打算

親世代の生活水準 二十数年前に私が結婚した頃は、社内結婚が多く、また、女性は結婚すれば“寿退社”するものと決まっていました。以前の記事に書きましたが、妻は結婚しても仕事を続けるつもりで、当時の上司にも掛け合ったのですが、私が本社に異動となり、…

心の危険信号

分かりづらい異変 心と体をベストな状態に保つことは、大切だと分かっていても意外に難しいものです。振り返ってみると、私の20代から30代にかけては、心身ともに好調な時期はほとんどありませんでした。 残業や、時には徹夜で仕事を片付けるのが当たり前だ…

叶わぬ期待の代償

サンクコストの泥沼 会社の事業でもプライベートなことでも、サンクコストに引き摺られて判断を誤ってしまうことが往々にしてあります。頭では分かっているのに、それまでに費やした努力や時間やお金に拘泥し、それらを取り戻す当ても無いのに見切りをつけら…

ポジティブな生き方

生き方を決めるのは自分 私はブログを始めるようになってから、自分の心の状態を客観的に見ることが出来るようになったと思います。それは、頭の中に受かんできたことを文章化する過程で自分の本音と対話をし、問いかけを行なう時間が増えたからだと考えます…

理想の老後 (3)

余力と燃え尽き 妻と私にとっての老後の課題。お金と健康については前回及び前々回の記事で触れました。 lambamirstan.hatenablog.com lambamirstan.hatenablog.com 残る課題は生きがいです。お金と健康の不安が無かったとして、リタイアしてから残された時…

理想の老後 (2)

介護生活の予行演習 老後のお金の問題は切実ですが、妻と私にとって、より気がかりなことは健康問題の方です。もっと正確には介護問題と言うべきでしょう。 昨年、妻は乳がんになりました。私は一昨年来から諸々の体調不良に悩まされました。毎年人間ドック…

理想の老後 (1)

先送りできない問題 私は過去の記事で度々老後生活の話題に触れてきましたが、老後のための準備はどんなに考えても「これで安心」とはなりません。自分は何歳まで健康でいられるのか、十分な蓄えはあるのか。 キャッシュフロー表では百歳まで暮らせる計算に…

努力と無理 (2)

囚人の穴掘り 入社後の最初の職場で、誰もが遅くまで机にかじりついている様を見て、私は、仕事とはこういうものなのだと思うようになりました。地方の事業所勤務の時はそれほど酷くはありませんでしたが、本社勤務になってからは、終電の時間までの残業は当…