和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2024-01-01から1年間の記事一覧

退職日

毎年、年末年始やゴールデンウィークの休みは楽しみのひとつでもあり、いざ休みが始まってしまうと無意識のうちに休み明けまでのカウントダウンをしてしまい、気分が重くなったものでした。 せっかくの休みなのに、嬉しい気持ちと、その後に必ずやってくる忙…

電話帳

NTTのタウンページや電話での番号案内のサービスが再来年の三月末で終了するそうです。 タウンページがまだ“電話帳”と呼ばれていた時代。分厚い書籍を電話帳に例えていたといっても今の若い人にはピンとこないでしょう。かつては公共サービスやお店だけでな…

物騒な世の中

下の娘が独り暮らしを始めて数か月経ちます。 妻は頻繁にLINEで娘の“安否確認”をしているようですが、娘はそれを煩わしいく思っているようで、私に愚痴をこぼします。娘にしてみれば、日を置かずに母親が様子を窺うようだと独り立ちした意味がありません。 …

ぬくぬく

仕事を離れても早寝早起きの習慣を維持しています。元々、混んでいる電車が苦手なことと早朝の静かなオフィスで仕事をしたかったために始めたものでした。 今となってはこんなに早く起きる必要はないのですが、体内時計は簡単には修正できないようです。朝は…

加齢の手本

以前の記事で年齢とともに食に対する意識が変わったことに触れました。 lambamirstan.hatenablog.com 内臓機能と同様に、年齢を重ねるにつれて日々実感するのは、記憶力や視力、それに諸々の動作の衰えです。 人や物の名前を度忘れして、喉元まで出かかって…

スケジュール表

この数年はピーク時に比べて業務量は少なくなったものの、先月までは社内外の会議や打ち合わせ、資料の締め切りなどでスケジュール表は埋まっていました。 十二月のスケジュール表は、当然のことながら真っ白。それを見て、わずかながら寂しさを覚えるのは、…

食に対する意識の変化

若い時分、食べ放題のビュッフェに行くと、元を取ろうとすることばかりに気が向いてしまいました。飲み放題も然り。普段食べない量を胃袋に詰め込み、次の日のことを気にせずアルコールを喉に流し込み、料理を味わうことは二の次でした。一次会、二次会、そ…

これから

正式な退職日は十二月三十一日なので、私の肩書はまだ「会社員」ではありますが、実質的にはもう“ただのおじさん”です。 キャンディーズは引退コンサートで「普通の女の子に戻りたい」と言いましたが、私にとって“ただのおじさん”も自分の居場所に帰り着いた…

退職話の切り出し

母親には私が退職したことをまだ告げていません。 昨夏、母の様子を見に行った時に ― その時にはすでに会社に退職の意向を伝えていました ― 仕事を辞めることを話しておこうと思ったのですが、何かの話の流れで、母が「体が動くうちは働き続けた方が良い」と…

時の流れ

三十年余りの会社人生が一区切りしました。 走馬灯のように ― というと使い古された言い回しになってしまいますが、帰りの電車の中で過去の出来事が次々に浮かんでは消えていきました。不思議なことに良い思い出しか浮かんでこなかったのは、これまで私を支…

仮想散策

先週金曜日の午後に住民票を取りに市役所に出向きました。しばらく前に人事部から提出するように言われていたのを失念していました。そのついでに思い出したのが自分の本籍のことでした。 戸籍上の住所を出生地のままにしていたのは、自分のルーツにつながっ…

アイ ラブ ミー

他人が幸せか不幸かなど、傍から見て分かるものではありません。幸せそうに見えてもいろいろな悩みを抱えている人もたくさんいるはずです。 私は長い間、本当に長い間、自分が倒れずに仕事を続けて、安定した収入を得ることが自分の役目であって、それが自分…

不安の掘り起こし

心配事なんて考え始めたら切りがありません。特殊詐欺に引っかからないか、闇バイトの集団に強盗に入られないか、年金はきちんともらえるのか ― 等々、挙げようとすればいくらでも思いつきます。もちろん、それなりの防衛策を講じた上で、自分がその被害を受…

退職前の書き付け

まだ私の退職は社内で公表されておらず、ごく限られた人間にしか伝わっていません。上司に退職の意思を伝えてから少しずつ書き始めていた引継書は案外早く仕上がって、後はそれを誰に託すか会社が決めてくれればそれで終わりです。 来年の年明けから、私はど…

掃除の習慣

妻の治療終了とともに私の通院付き添いも終わりましたが、それまで三年間、三週間に一度の通院が習慣化していて、それがなくなってしばらくの間は、ほっとした気分と何となく落ち着かない感覚に囚われました。 妻が抗がん剤を投与している間、付き添いの家族…

闇バイト

私が子どもの頃に両親と暮らしていたのは、町工場と住宅が混在していた地域で、父親の経営する会社兼工場の隣が私たちの住居でしたが、家を留守にする時を除けば施錠などしません。親からすれば、近所は古くからの顔見知りで、日中に戸締りに気を配る必要が…

離職と忍耐力

経営陣から社員への情報共有会が年に数回あります。会社の現状と中期計画の実績と見込みを“分かりやすく”説明し、社員の仕事に対するエンゲージメントを高めるのが目的です。 その中で各部門の重要課題や目標の達成度も公表されるのですが、気になったのが人…

ぎくしゃく

妻の兄弟姉妹は、大きな揉め事とまでは言わないまでも、ぎくしゃくした状態が続いています。義父母が他界しても兄弟姉妹とその家族の集まりは毎年恒例の行事でしたが、コロナ禍を境に自然消滅しました。 仕切り役の上の義兄の声掛けに誰も応えず、今年は義父…

組織改編再び

先月、私の部署で組織改編が行なわれました。何が変わったのかというと、何も変わっていません。数年前に私も含めた管理職の多くが異議を唱えたにも拘らず“断行”された組織改編が、結局また元に戻っただけのような組織になりました。 一周回って元に戻った体…

キャリア採用活動

キャリア採用の仕事の携わるようになって一年が過ぎようとしています。かつては専ら人事部が行なっていた採用活動ですが、人材流出に伴う各部署からの要請に人事部の対応が間に合わず、一次面接までのスクリーニングは採用希望部署がそれぞれ行うこととなり…

後輩社員の退職

私の一つ下の後輩社員が今年いっぱいで退職することになりました。彼は半年ほど前に“二度目の”病気休職から復帰したばかりでした。 私が海外駐在していた時、ほんの一年足らずの間でしたが、彼は本社側の私のカウンターパートでした。実直で噓を吐かず、相手…

健康について

過ごしやすい季節がようやくやってきましたが、暦の上ではもう冬がそこまで来ています。 今は週に二日・三日の出社の他は在宅勤務で仕事をしています。行き帰りの電車の中でマスクをしている人の数は半々程度でしょうか。職場ではマスクをしている社員はすっ…

礼服のクリーニング

先月、仕事用のスーツの多くを処分したのですが、手元に残すスーツと礼服をクリーニングに出しました。礼服は、四年前に従姉が他界した時に袖を通したきりで、その後は一度も出番がありませんでした。 lambamirstan.hatenablog.com 以前は、社員の家族に不幸…

転勤と家庭の事情

私の勤め先では、本社機能の一部を地方の事業所に移転するという構想が、数年前から浮かんでは消えてを繰り返してきました。操業体制を集約化し事業部門を現場に近い場所に移動させて一層の効率化・合理化を図るというのが理由です。 その構想は来春から段階…

食費値上がり対策

今月(九月)の中旬までお米は品薄状態でしたが、我が家は、非常食として用意していた乾燥米が賞味期限を過ぎたため、それを消化しているうちに幸いにして“米騒動”は収束しました。 乾燥米はお湯で戻しただけでは、口当たりや味がイマイチなので、雑炊やリゾ…

睡眠時間増加計画

お医者さんの勧めで、睡眠時間を増やす努力を始めてかれこれ四年あまりが過ぎようとしています。学生時代から習慣化していた睡眠時間は三~四時間程度。それでも勉強や仕事に支障はなく、自分はショートスリーパーなのだと信じていました。 お医者さんからは…

お金と時間に関する焦り

義姉が手術を受けるという話から、妻の老後資金に対する不安にスイッチが入ってしまいました。 lambamirstan.hatenablog.com 老後資金と老後時間。そのバランスをどのように取るのか。自分たちにとって最適なバランスとは ― 妻の不安が“伝染”したわけではあ…

ハラスメント呼ばわり

下の娘は自己主張が服を着て歩いているような性格です。自己主張の強さは両刃の剣ですが、妻も私もそれを受け止めて二十数年彼女と過ごしてきました。 学校の先生や学友と衝突を繰り返した高校時代は、私たちは定期的な三者面談以外にも学校に呼ばれることが…

心配性の虫

義姉が近々股関節に人工関節を入れる手術をするそうです。術後のリハビリに数か月かかり、回復具合によっては歩行に支障が出る可能性もあるとのこと。 義姉とその連れ合いはともに七十代前半。体の不具合が出てきても不思議ではない年齢です。義姉は、あと何…

老いを楽しむ余裕

「老化現象」という言葉を耳にすると、以前の私はうんざりして、その話題には触れないように避けていました。 四十代半ばに差しかかり、記憶力や体力に衰えを感じるようになりました。歳とともにこれまで出来ていたことができなくなること、自分の持っている…