和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

管理職が不足する日

昇格試験 数年前から導入された“新”昇格制度は、外部のコンサルタント会社が行なうアセスメントで合否を判定するものでした。 これまでは、上司の推薦と役員面接をパスすれば晴れて幹部社員のチケットを手に入れることができましたが、それも形式的で、“合格…

片思いのスキンシップ

マッサージ係 スキンケアなど無頓着な私だったのですが、ここ数年、ひじやひざ、かかとの“ガサつき”は酷いモノで、放置できない状態になりました。小まめな水分補給は欠かさないようにしているつもりでも、体の保湿力は加齢には抗えないのでしょう。 冬の間…

悩みの消失

警告と機会 前回の記事を書いている時、我ながら昔の自分を思い出して苦笑してしまいました。 lambamirstan.hatenablog.com ひとつひとつの問題は決して解決不可能ではないのに、一度に何とかしようとして全てが中途半端になり身動きが取れなくなってしまう …

守るべきもの

もぐらたたき 会社の中で他人の話を広めたくて仕方が無い人間は後を絶たず、「ここだけの話」と前置きのついた噂話が広まらなかった試しはありません。 私が若い頃、反りの合わなかった当時の上司は、方々で私のことを吹聴して回っていました。「言うことを…

ノイズだらけの人魚姫

思い入れ 先週末、妻の中学校の同窓会が開かれました。妻の体調はその日になって見なければ分からず、道中で具合が悪くならないとも限りません。私は妻に同行することを提案しましたが、「ダンナ同伴は恥ずかしい」と即座に却下される始末。押し問答の末、下…

良き隣人(3)

職場崩壊? 人事部がハラスメント警察となり、一部の部下がクレーマー化しているのが今の職場だと言えます。 人事部はハラスメント研修の位置づけを「働きやすい職場の創出と維持」とし、職場では面倒なことを起こさず、良い人を演じるよう – そのようなこと…

良き隣人(2)

ハラスメント認定 職場での禁止行為を明確化することでハラスメントの件数は減るはずでした。ところが、完全にアウトなハラスメント事例は減少したものの、“ハラスメントになり得る”グレーゾーンの事例は社内での統計を開始した十数年前から微増しています。…

良き隣人(1)

ハラスメント研修の効果 組織の中に身を置いている限り、人間関係にまつわるストレスから解放されることはない ‐ 私はそのように割り切っています。 三十余年の会社人生で私が体験したトラブルや悩みを“分類”してみると、大体が人間関係に絡んだものです。私…

異動拒否

打診 先週、部長に呼ばれ、関連会社への出向の打診がありました。関連会社であろうと本社であろうと管理職の職責は大して変わりません。私が管理職を降りたのは、職責を全うすることと家族との時間を大切にすることの両立ができないと判断したからでした。 …

余人をもって(2)

攻めと守り 低付加価値業務の削減や組織スラックの創出は、本来、事業の飛躍のための“攻めの手段”なのだと思います。 翻って、私の勤め先で、そのような攻めの手段が有効かと問われれば、必ずしもそうではありません。現有人員は足元の業務を回すのに手一杯…