和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

生活スタイルとコスパ

腐ったミカンの方程式 「腐ったミカンの方程式」。古い学園ドラマで取り上げられたフレーズなので、今の若い人はピンとこないでしょうが、不良学生を腐ったミカンに準え、箱の中に腐ったミカンがあれば他のミカンも傷んでしまうので、そうならないうちに腐っ…

年の瀬の退職者

年の瀬の退職者 私の勤め先では、6月と12月がボーナス支給月になっています。ボーナスとは言うものの、実態は生活給の一部を取り分けているだけで、業績や個々人のパフォーマンスに連動したものとはかけ離れています。 それはともかく、ここ数年の傾向として…

微笑ましい騒音

除夜の騒音 私は小学校卒業まで東京の下町に住んでいました。町工場が軒を連ねる中に父親の経営する会社がありました。小さなビルの1階が事務所と工場、2階と3階が私たち家族の住居となっていました。 通りを挟んで反対側には小さなお寺がありました。毎年大…

お札とあんみつ

お札とあんみつ 新居の引き渡しの際に、建築会社から家内安全のお札を頂きました。信仰心の全く無い私ですが、せっかく頂いた物をぞんざいに扱ってはならないことくらいの弁えはあります。 とは言え、お札を祭る神棚の無い家。あれこれ考えた挙句に、小さな…

効率化のジレンマ

連鎖 児童虐待は世代間で連鎖するとの説があります。親は自分が育てられてきたようにしか子供を育てることが出来ない – それが全ての親子に当てはまるのか定かではありませんが、会社での上司・部下の関係性も似たところがあるようです。 パワハラに関する社…

塞翁が馬

良い変化 早いもので、今年も残り半月を切りました。この一年間、これほど家にいる時間が長くなるとは思ってもいませんでした。 11月から、妻は復職を果たしました。体調と相談しながらのリハビリ勤務です。抗がん剤を投与した日から1週間程度は倦怠感や発熱…

考えるゆとり (2)

本音の自分 何かをじっくり考えるには、時間よりも心のゆとりが必要なのではと思いました。仕事でイライラしていたり、急いで片づけなければならないことに日々追われていたりすると、たまの休日も、何かに集中できずに、無為に時間を潰して終わりになってし…

考えるゆとり (1)

不器用な皿回し 物事をじっくり考えるには、そのための時間を確保することが大切ですが、それ以上に心の余裕が必要です。頭の中で思考を巡らすだけなら、その気になれば、トイレの中でも電車の中でも時間を取れますが、頭の中に整理できていない雑多なものを…

変化への対応 その攻防 (3)

変化への抵抗 実力主義だ、男女平等だ、と叫んでみても、古い企業文化を持つ会社が一朝一夕に変われるわけがありません。変化を望む側と不変を望む側。不変を望む側が、変化を受け入れることによって自分たちの既得権益を失う可能性があれば、当然強く抵抗す…

変化への対応 その攻防 (2)

信念無き古いしきたり ワーカホリックと言う言葉はすでに死語になったのでしょうが、根性論が好きな一部の人間は、如何に自分がプライベートの時間を割いて仕事に邁進したのかを自慢し、最後には若い世代のひ弱さを嘆きます。 入社したばかりで右も左も分か…

変化への対応、その攻防 (1)

上司部下の距離 変化への対応。簡単なようで簡単では無いもののひとつです。慣習や固定観念は、それに長く浸っているほど抜け出すのは難しくなるものです。 私自身、若い社員と話をしていて、彼ら・彼女らが上の人間に期待することを耳にすると、しばしば、…

自分を理解してもらうこと

自分以外全て敵 自分がどういう人間なのかは、自分が一番良く知っている – そう私は思っているのですが、知人や職場の人間に私が理解されているかと言うと疑問符が付きます。 もっとも、私は自分を良く見てもらおうと周囲に対して積極的な働きかけをしてきた…

本当に欲しいもの

物欲と我慢 以前、歳を重ねるにつれて物欲が薄れてきたと言う話を書きました。 lambamirstan.hatenablog.com 思うに、学生時代や新婚時代、手元にお金が無い頃の方が欲しいものややりたいことで頭が一杯だった気がします。きっと、欲しいけれども手が届かな…