和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

家族の危機管理

やればできる子 パートナーとの共同生活や、子供を含めた“家族”としての生活を維持するとなると、自分自身の自律心だけでは足りず、家族を一つにまとめるためのリーダーシップが欠かせません。今の時代、配偶者や子供に指図するだけで、自分はふんぞり返って…

正義と悪意

人を傷つける正義感 有名人の不倫は、週刊誌やテレビにとっては最高のネタであることは今も昔も変わりません。とりわけ、理想の夫婦としてもてはやされ、コマーシャル契約を多数抱えている場合には、スキャンダルはスポンサーのイメージダウンになることから…

残酷な言葉

寂しい死 先月、私の歳の離れた従姉が他界しました。70歳手前での死は、今の時代では早死にと言っても良いのかもしれません。 従姉は自宅で倒れ、そのまま意識が戻ることなく2か月余りを病院で過ごしましたが、おそらく本人は自分が倒れたことも知らずに息を…

失敗と教訓 (2)

失敗だけはしたくない 失敗すること自体が嫌なので、自分が主体となって仕事はしたくないと言う若手社員。もし、私の下にこのような部下が異動してきたら、お手上げかもしれません。本人に仕事に取り組む意欲がなければ、どんなに潜在能力があっても、それを…

失敗と教訓 (1)

失敗の積み重ね 失敗を重ねて得た教訓は、教科書で学んだ知識よりも現実の世界で役立つものです。ただし、失敗を積み重ねるだけでは何の教訓にもなりません。失敗から学んだことを、将来に活かせる知見として蓄積していく必要があります。 誰でも失敗はした…

中傷のための中傷、批判のための批判

拒絶か、理解か 自分の考えにケチをつけられて気分が良い人はいないはずです。親切心から良かれと思ってアドバイスされたことでさえ、言い方、受け止め方によっては気分を害したり、修復不可能なほどに人間関係を壊してしまったりすることだってあります。悪…

感情の源泉 (2)

感情と向き合う時間の必要性 今の職場に不満は無いと言う人は別として、何等かの不満を覚えて、感情を抑えながら仕事をしている人は、日々の仕事に流されずに、忙しく、心に余裕の無い時こそ、自分の感情と向き合う時間を設けるべきだと思います。怒り、疲労…

感情の源泉 (1)

冷静な振り 自分の周囲を眺めてみると、感情表現豊かで分かりやすい人もいれば、何を考えているのか全く理解できない人もいます。突然怒り出し、何が原因なのか見当もつかない厄介な人もいます。 自分の外に向かって当たり散らしたり、周囲の人々を振り回し…

素敵な退職

役職と体面 2年前、私の部署で定年退職し、嘱託として再雇用されたNさんと言う人がいました。入社年次では、私の先輩であり、私も若い時にお世話になったこともありました。Nさんは、退職前までは部長補佐として部を盛り立ててくれたのですが、現役時代の貢…

本当の「できない病」とは?

できないものはできない 以前の記事で、「できない病」について触れたことがあります。「人がいない」、「予算が無い」などを言い訳にせず、仕事を進める知恵を出すのが社員の務め – そんな社内ポスターの話でした。 lambamirstan.hatenablog.com lambamirst…

退職後の人生設計 最初に考えること

燃え尽き老人 会社のOBに会うのは、楽しみでもある反面、ショックを受けることもあります。退職後の老後生活を満喫している様子顔を見て分かる人もいれば、中には、現役時代のギラギラしていた目が落ちくぼんで、生気を失ってしまった人もいます。 私の勤め…

働くこと、生きること (2)

生きることの理想と現実 理想の生き方とはどう言うものを指すのでしょうか。これは人の価値観が大きく影響するので一概には言えませんが、心の安寧を維持したいというのは誰もが望むものだと思います。そのためには何が必要なのでしょうか。 言い方を変える…

働くこと、生きること (1)

働くことの理想と現実 学業を終えたら、働いて自立する。私はそのことに何の疑問も持たずに就職しました。それから約30年。もう定年が現実のものとしてすぐそこまで来ています。 これまで、折に触れ、働くことの意味を後付けでいろいろ考えてきましたが、ど…