和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

生活

心身の整え方

体調不良での気づき ちょうど去年の今頃、排尿障害と尿路感染症を患い、1か月弱の間体調不良に悩まされました。症状自体は抗生物質の服用により2~3日で収まったのですが、その後、しばらく倦怠感が続きました。 それまでは、少しくらいの体調不良で仕事を休…

演者を降りるとき

私の原風景 幼い頃の記憶はどこまで遡ることが出来るのでしょうか。私の場合は、幼稚園に上がる前の頃のある風景が、ふとした瞬間に蘇ることがあります。 母親から何度も聞かされたのは、私が病弱だったこと。生きてここまで大きくなったのが奇跡のようだと…

名も無き家事の負担 (2)

今そこにある家事 私は、家事における目線の違い、作業の優先順位やメリハリは、ジェンダーによる差があるのでないかと考える一方で、それは、性差では無く、持って生まれた性格や親からの躾などの影響も無視できないのではないかとも推測します。 さて、我…

Intermission – 絆を取り戻すためのオリンピック?

オリンピック開会式 昨晩(7月23日)、家族全員でオリンピックの開会式をテレビで見ました。私は素晴らしいパフォーマンスだったと感じました。パフォーマーを始め開会式に携わった人々が、この日のために費やしてきた時間と労力は想像以上のものだったのだ…

名も無き家事の負担 (1)

家事のチリツモ 在宅勤務開始以来、社内の各部署では、1日のどこかでコミュニケーションタイムを取ることになっています。私の部では、当初、部全体で肩肘張らない話題を共有していましたが、その後、紆余曲折を経て、今は4~5人程度の小さなグループごとで…

寄る年波を楽しむ余裕

化粧とスッピン 去る3月下旬に、妻は左乳房の切除手術を受けたのですが、手術では取り除けない部位が残ったため、そのような部位に対して放射線治療を行ないました。 放射線治療は、先月初旬から先週一杯まで、平日に行なわれました。来月頭からは再び抗がん…

親と子の結婚考 (2)

流されない生き方 私たちが常識だと聞かされているものは、その時代を生きる人々の価値観に左右されて変化します。自分がかつて目上の人間から刷り込まれた“常識”だと聞かされた概念は、最早非常識になっていると言うことも起こり得ます。 生き方や働き方の…

親と子の結婚考 (1)

女子トークと男の居場所 女三人、男一人の我が家においては、普段、男の前では触れないであろう話題でもお構いなしに飛び交います。時に私は彼女たちに気を遣って、少し離れたところに居場所を移したりしますが、女子たちの会話は、私の存在を気にせず進めら…

安心感の素

悲観と不安 アーリーリタイアメントの話を妻にしたところ、予期せぬ大反対にあってしまいました。妻はこう言います。自分の病気のために仕事を辞めないでほしい。これから先何があるか分からないのだから働けるうちは働いてほしい。 何度言葉を変えて説明し…

必要なものに使えるお金 (2)

息苦しくない節約生活 前回の記事のとおり、私たちは、キャッシュフロー表を基に、見込みの生涯収入からランニングコストを差し引いたお金を優先度の高い使い道から振り分けました。住居のための費用や、まだ生まれていない子供のための教育費の“つもり貯金”…

必要なものに使えるお金 (1)

財布の紐を締める 私は就職するまでは独り暮らしで、アルバイトで何とか生計を立てていた状態だったので、お金の管理には同年代に比べてシビアだと思っていたのですが、会社に入り、単身寮で暮らすようになってから財布の紐が緩み始めました。 寮費や寮での…

ツバメの子育て、人間の子育て

親子の距離 「ツバメはひと夏に2回子育てをすることがある」 知人からその話を聞いたのはいつのことだったか思い出せませんが、今週、妻の通院の付き添いで最寄り駅に立ち寄った時、先月若鳥が巣立って“空き家”になった巣に、再びつがいのツバメが戻ってきた…

持続可能な生活レベル

お金の価値の皮膚感覚 結婚相手に求める条件として、具体的な年収額を – それが妥当か否かは別として - 挙げる人はいますが、お金の使い方について具体的な金額を挙げる人はいるでしょうか。例えば、「年間○百万円以内で生活している人」と条件付けをする人…

老親の心配と自分の心配

母親の様子見 コロナ禍以前、平均すると月2回、隔週で週末に母親の様子を見に行っていました。私の結婚直前、事業に失敗した父親は会社を畳み、手元に残ったわずかばかりの資金を基に、当時観光スポットだった東海地方のとある地に終の棲家を構えました。 父…

アウトプットとインプット

ブログ記事について これまで、私は気の向くままに湧き出てきたものを書き連ねてブログ記事としてきました。ブログを立ち上げた当初は、新居を建てた際の経験を基に、土地探しや家造りをテーマにした記事を書いていましたが、いつしか、パソコンを前に頭に浮…

アナログ生活と整理整頓

インターネット・オフの生活 介護休業も残すところあと1週間あまりとなりました。休業中、社用メールのチェックは週末にまとめて行ない、急用の場合には直接電話をかけてもらうことにし、必要に応じてオンラインで打ち合わせを行なうことにしていました。 休…

味覚障害にチャレンジ

酒と料理の組み合わせ 一昨年の暮れに、銀婚式のお祝いに妻と外食をしました。今までは、肉料理なら赤ワイン、魚介類なら白ワインと、その程度の知識しかなかった私たちでしたが、そのレストランのソムリエに勧められるままに料理と飲み物の組み合わせを堪能…

大人になると言うこと

大人の特権 中学に上がったばかりの頃だったと思います。当時はまだ父親の事業も上手く行っていました。父は付き合いで飲み歩くことはほとんど無く、仕事が終わって帰宅すると、ほぼ毎日晩酌をしていました。タバコを燻らせながら水割りを啜る父を見て、私は…

自家製マティーニの話

カクテル実験室 北米に駐在していた頃の話です。ある日、上の娘の高校進学を祝って家族で外食をしました。高校進学と言っても、あちらでは高校も義務教育なので、公立の学校では入試はありません。学区内の決められた学校に進んだだけなので、本人の努力を労…

サラリーマンの垢

気持ちの切り替え 早いもので、私が介護休業に入ってからもうすぐ1か月となります。専業主夫業と妻の介助に専念する一方で、仕事から完全に切り離された生活は、当初、どこか落ち着かない奇妙な感覚が抜けませんでした。 これまでの約30年間は、会社の業務の…

元気な証拠

リハビリ月間 妻は、3月終わりに左乳房摘出の手術を受けて以来、週1回病院に通っています。病理検査の結果、今後の治療方針が決まるそうですが、それまでの間は、抗がん剤の投与もストップしているため、体調が良いようです。 元来、じっとしていられない性…

続 結婚と損得勘定

パートナーと言う道具 私の職場の元先輩の話です。その元先輩、O子さんは妹のM子さんと共にうちの会社に勤めていました。私が入社3年目から4年目で、O子さんはちょうど30歳、M子さんは20代半ばだったと記憶しています。 妹のM子さんは、学生時代の彼氏と結婚…

厚意と感謝

気遣いの輪 電車やバスで、お年寄りや体の不自由な方に席を譲った経験がある人は多いと思います。逆に、具合が悪い時に席を譲ってもらい助けられた経験をお持ちの人もいるでしょう。 見ず知らずの人に手を差し伸べる時、無意識のうちに自分を相手の立場に置…

多様化の裏側

多様化と潜伏する差別 性別、人種、思想などあらゆる領域において、異なる属性を有する人同士がお互いを尊重し、平等に扱われる世の中。私は来たるべき多様化社会を“なんとなく”そのような感じで捉えています。おそらく、これまで生きてきた中で、自分の属性…

自粛生活 シーズン2

頬に受ける風 妻の看病のため、私は今週から約2か月間の介護休業に入りました。妻の予後は良好で、ひと安心しています。妻は退院後もリンパ液を排出するためのドレインパックをつけたままですが、主治医の先生からは、できるだけ体を動かすよう言われている…

白秋の坂道

老いてゆく自分 青春の反対語は白秋と言うそうです。青春は長い坂を登るようだと歌にありましたが、白秋は長い坂をゆっくり下って行くことに例えられるのでしょう。 50代を過ぎた頃からでしょうか、自分の記憶力の衰えを覚え始めるようになりました。仕事で…

夫婦喧嘩と味噌汁の味

性格の不一致とは? 「夫婦喧嘩は犬も食わない」と言うとおり、先人も他所の夫婦の諍い事に口を出すことの馬鹿馬鹿しさを分かっていたのでしょう。私はかつて、知り合いの夫婦が揉めていた際に仲裁役を買って出たことがありましたが、そんな余計なお世話など…

感謝する喜び (3)

やりたいことリスト 妻は元々心配性で、物事を悪い方に考えがちです。病気の宣告からこれまで、先々のことについていろいろ考えていたはずです。妻が、病気への不安や自分の死について口に出さないのは、それによって私や娘たちとの関係性が、“家族同士”から…

感謝する喜び (2)

宣告 妻は毎年人間ドックを受診しているのですが、昨春のドックで左の乳房に大きな影が見つかり再検査を受けました。そして、7月の連休直前のある日、私と妻は住まいからほど近い総合病院を訪れました。 再検査の結果、妻は乳がんと診断されました。レントゲ…

感謝する喜び (1)

畳コーナー 家のリビングの片隅に3畳ほどの畳コーナーがあります。和室は要らないけれど、フローリングだけでは味気無く、ほんの少しだけ畳を敷いたスペースが欲しい。家を建てる際に妻のそんな要望を形にしたのが畳コーナーでした。 つい半年前まで、私はそ…