和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

悩みと答え

過去の穴埋め 妻が闘病生活に入ってから、我が家の食事は薄味になり、香辛料を使うようなものは控えるようにしてきました。以前はカレーも辛口のルーを使っていたのが今は甘口。当初は妻の分だけ分けて食事を作っていたのですが、私が面倒になったことから、…

所詮は他人

オロオロ 先日、上の娘が酷く落ち込んで帰って来たことがありました。持ち帰りの仕事があるからと、夕食も抜きで自室に閉じこもった娘。娘の部屋の前でオロオロする妻。こんな状況の時に私が心配するのは、娘本人よりも妻の方です。 娘が不登校になった時も…

師走近く

例年 “例年”であれば、気の早い知り合いは、そろそろ忘年会の日程調整を始める時期です。体を労わらなければならない年齢故、飲み会が続かないようにと予定にはある程度ゆとりを持たせているつもりでも、久しく会っていなかった友人などから声がかかれば、つ…

時間の引き算(2)

労働生産性の土台 私の勤め先では、どの部署も例外無く“労働生産性の高い組織作り”を目標に掲げさせられています。要は、社員の残業時間を減らして有給休暇の取得率を上げよ、と言うことです。 人材流出が止まらない会社において、社員の残業を減らして、な…

時間の引き算(1)

他者に管理される予定 私がまだ仕事に忙殺されていた頃、すでに定年退職していた会社の先輩に飲みに誘われました。定年を迎えるわずか数か月前に奥様に先立たれた先輩は、再雇用の道を選ばずに、「これからは孫の世話を生きがいにしたい」と六十歳で完全リタ…

人を育てる余裕

なんでも屋と職人 今は、組織の活性化の観点から、部門間での定期的な人材ローテーションが必須になっていて、若手、ベテランに限らず、数年毎に異動させられるのですが、ジョブローテーションをルール化した頃から、それぞれの部の特色は薄れ、“顔の見えな…

夢から覚めた町

同じ轍 以前、母親が原野商法に引っかかった話を記事に書きました。 lambamirstan.hatenablog.com 休日、東北新幹線の最寄駅でレンタカーを借りて、その土地を初めて見に行きましたが、分譲地のはずの周辺も含めて全くと言っていいほど手入れがされておらず…

ストレスのお掃除

ストレス解消のルーティン 私の朝のルーティンは、洗濯と風呂掃除、そして掃除機掛けです。夫婦共働きだった頃は - その頃は在宅勤務もなかったので – 掃除は週末にまとめて済ませていました。その時は気がつきませんでしたが、ほぼ毎日家中を掃除するように…

とりとめのない話

早過ぎた鍋 例年、十月に入った最初の週末は、夏物と冬物の入れ替えを行うのですが、今年は寒くなったかと思えば汗ばむ日が戻ってきて、衣替えを見送ったまま一週間余りが過ぎました。 先日は、気温の低い日が続く予報が出ていたので、鍋料理が好きな下の娘…

不安解消のための目標

一貫性の無い慎重派 歳を重ねるに伴って様々な体験を通じて学んだ教訓が蓄積されます。もちろん、それはロールプレイングゲームの経験値のように定量化出来るものではありませんが、教訓のカードが多ければ、そこから先の未来に待ち受けているトラブルを未然…

わがまま姫と家来

わがまま姫と家来 妻と私の間では、新婚時代からの了解事項があって、具合が悪くて寝込んだ方はいくらでもわがままを言えることになっていました。 妻が風邪をひくと、私は、お気に入りのアイスを買いに行かされ、それを寝込んでいる妻にスプーンで掬って食…

子育ての終わりに

親の期待 子どもの幸せを願わない親はいないのでしょうが、妻や私が親として子どもにとっての幸せが何なのかを本当に理解しているのかと言うとあまり自信がありません。 詰まるところ、子育ては手探りの繰り返しで、終えた瞬間に結果が判明するものでは無く…

食欲と胃袋

食べ放題、飲み放題 若い頃は、食べたり飲んだりしてお腹が満たされると幸せな気分が味わえました。嫌なことがあった時に自棄食いや自棄酒に走るのは、健全なストレス解消法では無いのは分かりきっていることですが、当時の私としては、胃袋が一杯になれば心…