和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

会社を辞めることは負け・・・ではない

体の悲鳴を聞き逃すな つい徹夜して本を読み切ってしまった、という経験をお持ちの方も多いはず。自分の好きなことに没頭しているときは、時間の経つのも忘れてしまい、疲れることも知らずに何時間も集中し続けられます。 では、会社の仕事はどうでしょうか…

転職の心得

転職もキャリアパスのアイテム 転職が珍しいことでなくなった今、労働力の流動性が高まるにつれ、さらに転職の動きが加速することが予想されます。雇う側からすれば、即戦力として期待できる人材が労働市場に豊富に供給されるというメリットがあります。即戦…

ネズミが逃げ出した船は

やりたい仕事ができない 昨今、人手不足により廃業する中小企業が増えているそうです。従業員数の少ない会社では、人員の補充が思いどおり進まなければ、足元の業績がどんなに良くても事業を継続することができなくなってしまいます。 若くして起業家を目指…

引きこもり 希望の扉

ひきこもりの言い訳 中高年の引きこもりが珍しくない時代になりました。 引きこもりの息子の暴力に怯え、老齢の父親がその息子を刺し殺してしまったという事件がありました。加害者が元高級官僚だったことで注目を浴びていますが、事件そのものは痛ましいと…

仕事も家事も公平に

家事の男女公平まだ先の話? 今日、共働きが当たり前となりつつあります。我が家も例外ではありません。海外駐在中は家族で現地に住んでいたので、その間妻は専業主婦でしたが、帰国後は仕事を再開しています。 また、私の勤め先でも、私より下の世代では共…

最後の藁 家庭が崩壊するとき

家族円満という幻想 結婚するということは、新しく家族を作るということです。それを10年、20年と維持していくには、お互いの努力は不可欠で、どちらかに過度な負担がかかってしまうといずれ破綻してしまいます。 「そんな分かりきったことを」と言う方は、…

アメリカ化する雇用関係

愛社精神の風化 最近、「愛社精神」という言葉をあまりきかなくなりました。たまに耳にするときは、ブラック企業が労働搾取するときの謳い文句として登場するなど、いい印象を受けない言葉になってしまいました。 終身雇用制度が守られていた時代においては…

結婚相手とブランド物

結婚願望が無いのに結婚した男 就職が決まって迎えた正月。当時、父親の仕事がうまく行っておらず、両親の関係もギクシャクしている中、私は家を離れて一人暮らしをしている時期でした。それでも年明けくらいは親に顔を見せようと実家に戻ると、親戚が集まっ…

シニアの力を引き出せ

中高年社員はお荷物なのか 先日、早期退職の話を書きました。 lambamirstan.hatenablog.com 終身雇用制度の終わりが近づいてきました。不採算部門の整理や組織のスリム化と並行して、人員構成の適正化を進めなければ生き残れないと判断する企業は、該当する…

豊かな老後生活を送るために

心を豊かにしてくれるもの 私自身を見つめ直してみると、心が満たされた穏やかな状態のときに豊かだと感じます。例えば、金曜日の夜。仕事のことを忘れて、リラックスできるときに、ほっとした何とも言えない充足した気分に浸ることができます。 そこから、…

早期退職の波がやってくる

中高年世代に迫る人余り対策 今年も残すところあと半月となりました。元号が変わり新時代を迎えた本年、私が注目した話題は「早期退職」です。世の中の大きな流れとして、いわゆる「先行型」の早期退職が終身雇用制度の完全なる終わりの始まりを象徴するもの…

愛は金銭感覚を超えられるか

火車に乗ってしまった友人 私の友人にバツイチの男がいます。ここではAと呼ぶことにします。 Aは大学時代に付き合っていた彼女がいて、卒業したら結婚する約束をしていました。その後、Aは休学して一年間スペインに留学した後、帰国し某省庁の外郭団体に就職…

幸せの対価(2)

偉くなることが幸せなのか かつて私は、秘書業務をしていたことがあります。役員フロアでの仕事は、経営トップの考えに直接触れることができるいいチャンスという見方もできますが、本来の会社業務から離れた、“執事”のような仕事も多く(というか、私の場合…

無駄なお金の使い方

お金をドブに捨てる駐在員 アメリカに駐在していたときの話です。 当時、郊外の一軒家を借りて家族4人で住んでいました。彼の地は、地域によって犯罪発生率の高低が大きく異なるので、家を決める際には細心の注意を払う必要があります。町の治安の良し悪しは…

幸せの対価(1)

欲とストレス 「依存症」と聞くと、薬物やギャンブルを思い浮かべる方が多いと思います。また、買い物依存症という言葉もありますね。いずれの依存症も精神的ストレスから逃れるための反復的な行為です。 私も、受験生の頃、スナック菓子を食べながら勉強す…

天下りの話

マイプロジェクトを作りたい 「天下り」と言うと、官庁や融資元の金融機関などから民間企業への押し付け的な移籍のことを指します。あまりいいイメージが湧きませんよね。私も会社人生約30年で「天下り」の役員と仕事をしてきましたが、あまりいい思い出があ…

「残りの人生」をいつから始めるか

それでも払拭できない老後の不安 ブログを始めてから老後をテーマにした記事をいくつか書いてきました。現役時代から年金受給後まで安定して持続可能な生活レベルとは何かを考えることで、金銭的な不安は軽減できると考えていますが、今一つ根源的な不安の解…

お金を使うタイミング

本当に欲しかったものは宝物になる 世の中、お金持ちもいればそうでない人もいますが、お金の使い方次第で幸せにもなれば、不幸せにもなります。 使い方に困るほどお金を持っている人を除き、多くの人は、やりたいこと、買いたい物はたくさんあるのにお金が…

お金を貯めることが目的ではない

貯めたお金の使い道 以前、節約のヒントとして車無しの生活について書きました。車を手放すことで浮いたお金を貯金に回すというものです。 lambamirstan.hatenablog.com 車を処分した頃、知り合いの中には「そこまでして金を貯めたいか」と、揶揄う者もいま…