和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

余人をもって(1)

恒常的な定員割れ 業務の効率化については、過去の記事で何度か触れたことがあります。 lambamirstan.hatenablog.com lambamirstan.hatenablog.com 何をもって“効率化を達成できた”とするかについてはいろいろな考えがありますが、かつて私が管理職だった時…

病院食はバランス食

料理の味付け 食べ物の好みや料理の味付けは育ってきた環境によって左右されます。妻と付き合い始めて、初めて彼女の手料理を口にした時、私にはとても淡泊に感じられました。 せっかく作ってくれた料理にケチをつけることはしませんでしたが、妻は私の表情…

家事の公平感

当番制からワンオペへ 妻が抗がん剤の治療を開始すると決まった時、私と娘たちで相談して家事を当番制にすることを決めました。上の娘は就職したばかり、下の娘は大学二年生。三人で公平に負担を分かち合うことで全て上手く行くと考えていましたが現実はそう…

贅沢のすすめ

金銭感覚 我が家では、結婚記念日と家族それぞれの誕生日は外で食事することになっています。妻と私の金銭感覚からすると少々高めのお店を毎回選んでいるのですが、これはお金の使い方にメリハリをつけるためにあえてやっていることで、ほとんど外食をしない…

老後の予行演習

フェーズの変化 異国の地を訪れて人生観が変わったなどと言う話を聞きますが、私はこれまで自分の人生観を変えた体験に出逢ったことはありません。 そもそも、私はこれまで自分の生き方を模索しつつも、確信できるようなものを見つけられないまま、五十代半…

多様化と平準化(2)

活躍支援の重荷 「働き方の多様化」への動きの中で女性の活躍支援を推し進めようとした会社でしたが、制度を構築する側の先入観が払拭されなければ、働き手の選択肢を狭めてしまうことになります。先入観とは、すなわち「一般職の女性社員は皆活躍の場を求め…

多様化と平準化(1)

懐かしい顔に嫌われ 連休明けの最初の出社日。妻から「気分が優れない」と電話があり、半日で仕事を切り上げることにしました。今投与している薬は副作用がほとんどなく、妻の体調不良は薬のせいよりも精神的なもののようです。 同じようなことが去年もあり…

部長の相談

連休明け ゴールデンウィーク明けの初日、午前中は連休の間に溜まっていたメールの確認で半日が終わってしまいました。「返信は連休明けで構わないので」とか「お手すきの時に確認を」などの気遣いの言葉はあっても、それらのメールが休日に発信されているの…

連休の終わり

長い週末 毎年、ゴールデンウィークが終わると一年の半分が過ぎた気になります。ここ数年、大型連休に合わせて家族旅行の計画を立てるでもなく、今年もそれは変わりません。 もっとも、今回のゴールデンウィークは、下の娘の引っ越しを想定してあえて家族の…

ロールモデル不在

働きやすい職場 私の勤め先では、これまで、昇給・昇格と言うニンジンを目の前にぶら提げておけば社員は仕事に励むものだと考えていました。そのため、給料の多寡や肩書よりも自分のライフスタイルや時間を大切に考える社員にはどのように対応していいのか見…

晩酌フリーと解禁日

ほぼ断酒 以前、毎日晩酌をしていた頃は、酒量が健康のバロメーターだと真面目に信じていました。いつもよりお酒が進まないとどこか体の具合が悪いのではないかと心配はしても、お酒を控えようは考えませんでした。 私が晩酌を止めたのは妻の闘病がきっかけ…