和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

詐欺電話

先週、同じ日に「経済産業省」と「NTT東日本」から我が家の固定電話に連絡がありました。“二時間後に電話が使えなくなる”ので、オペレーターと話したければ音声ガイダンスに従って操作するようにという内容でした。

 

固定電話に電話をかけてくるのは私の母くらいで、今やそのためだけに固定電話を持ち続けているといってもいい状態です。時たまセールスの電話がかかってくることはありますが、今回のような詐欺まがいの電話で煩わされるくらいなら固定電話を解約しようかとも考えるようになりました。

 

妻と娘にその話をしたところ、妻が「そういえば、少し前に同じような電話があった」けれど言い忘れていたとのこと。妻としてみれば、見え見えの詐欺だと見抜けるもので、わざわざ家族と共有するほどの話でもなかったのでしょうが、私としては母の方が気になり、早速電話して、母に怪しい電話には注意するように伝えました。

 

ところが、あちらは“注意喚起”を年寄り扱いと受け取り、わざわざそんなことで電話をかけてくるなという始末。その後、代わった妻とは長話していたようですが、電話を終えた妻は、母が「わざわざ教えてくれてありがとうって言ってた」とのこと。実の息子と義理の娘とで対応が随分と違い、私としては詐欺電話のことはどうでもよくなってしまいました。