和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

姉妹喧嘩

母親には急ぎの用事があるときは私の携帯電話に連絡するように伝えていますが、急ぎでも急ぎでなくても決まって固定電話の方が鳴ります。あとは、義姉からの電話が時折かかってきます。

 

最近は身内からの電話よりも詐欺まがいの電話の方が多い感じなので、固定電話の契約を解除しようかと思いつつ、母と義姉の顔が浮かび、何となく決断を先送りにしています。

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以前は、たまに我が家に顔を見せていた義姉でしたが、去年の夏前に人工股関節の置換手術を受けて以来、直接顔を合わせていません。手術後、あまり遠出しなくなったことと、どうやら兄弟姉妹間がぎくしゃくしていて、妻と義姉の間も冷戦状態の模様。

 

義姉が妻の携帯電話ではなく我が家の固定電話に連絡を寄越すのは、私に姉妹間の仲裁を頼ろうとしているのか ー というのは私が深読みし過ぎなのかもしれませんが、ここしばらく、義姉の世間話の相手をしています。

 

手術のせいか、寄る年波のせいか、義姉からはかつての“押しの強さ”が消えた気がします。子どもたちや弟や妹も自分から離れて行ってしまった孤独感や身内から浮いた存在となった疎外感みたいなものでしょうか。義姉の言葉の端々からそんなことが窺えます。

 

妻には義姉からの電話があれば、その都度こちらからも連絡をしてはと言っていますが、あまり乗り気ではなさそうです。妻は妻で、これまでの、私たちが結婚するはるか前からの義姉との間での積もるものがあるようで、“冷戦”は私が考える以上に根が深そうです。

 

たかが姉妹喧嘩ですが、間に立っている私としては、何とかならないものかとモヤモヤが膨らむばかりです。