今年の梅雨は、長雨にうんざりするよりも暑さにぐったりする日の方が多く、すでに夏バテ気味です。西日本は梅雨明けしたようで、関東地方の梅雨明けも間もなくなのでしょう。例年よりも長い夏になりそうです。
小学校の頃、プール開きの七月一日はまだ気温がそれほど高くなく、震えながら水に浸かっていた記憶があります。今では猛暑日と聞いても驚きませんが、私が子どもの頃の夏は今ほど酷い暑さが続いていた記憶がありません。熱帯夜もそれほど多くなく、寝苦しい夜というのも数えるほどだったのではないでしょうか。
それから約五十年経ちましたが、今や夏の間はエアコンなしでは昼も夜も凌げなくなりました。特に今年、六月に冷房を入れることになるとは思ってもみませんでしたが、人命第一、文明の利器のお世話になっています。
妻は、外から帰ってくると、「六月に冷房なんてダメ!」と口では言うものの、決して自分でエアコンを止めたりしません。それでも、六月の電気代が去年より高くなると「だから言ったのに」と私や娘に文句を言うのが今から目に浮かびます。