和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

夏バテ予防

暦の上では、間もなく立秋を迎えますが、まだまだ猛暑が続きそうです。かつての我が家の習慣では、休みの日でもエアコンは日が落ちてから使っていたのですが、ここ数年はエアコンをつけっ放しにしている日がほとんどとなりました。

学生時代、ぼろアパートで独り暮らししていた頃のこと。夏場の休日は、日中、大学の図書館やデパートなどで涼をとり、夜は寝る直前まで水風呂で体を冷やしてから床に就くようにしていましたが、それでも寝苦しさから睡眠不足に悩まされていました。

そんな若かりし日の苦労は二度と味わいたくない一方で、心のどこかにその苦労を正当化したい思いがあります。そのため、日中エアコンをつけることに躊躇しながらも、暑さには耐えられずにリモコンに手を伸ばす自分を後ろめたいと感じます。

家の中を快適な状態にしていても、家から一歩も出ないわけにはいかず、外出して汗が吹き出せば体力を消耗します。以前は、夏の夜は帰宅すると冷蔵庫に一目散、ビールで喉を潤すのを夏バテ防止と言い張っていましたが、夏バテが酷くなることはあっても改善されることはありませんでした。

今は、平日の夜に晩酌することはなくなった代わりに、しっかり食事を摂るように心がけています。我が家では、この季節、梅干しを叩いて酢と蜂蜜でペースト状にしたものを作り置きしています。それをうめきゅうに使ったり、オリーブオイルでのばしてドレッシングにしたり、おにぎりの具にしています。酸っぱいものは食欲をそそります。食べ物を美味しく頂ければ、夏バテ予防になります。