和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

必要な分だけ

電気代の大幅増

九月の終わりに差しかかり、ようやく暑さから解放された感があります。

 

日々、節約を心がけてはいるものの、この夏の我が家の電気代は大幅に増える結果となりました。六月に電気料金が改定された時からある程度の覚悟はできていましたが、それに追い打ちをかけるかのような酷暑で、昨年以上にエアコンの使用時間が増えてしまったのが原因です。

 

とは言え、エアコンの使用を控えることで体調不良になってしまっては元も子もありません。健康管理にかかるコストはそれなりに必要なのだと受け入れるしかありません。

 

電力会社が軒並み過去最高益を達成しても、これが利用者に還元されることは期待できないので、今年の電気代を基準にして家計の見直しも必要になります。

 

我が家の長期キャッシュフロー表では、結婚以来、実際の物価変動に関わらず毎年のインフレ率を三パーセントと想定していました。長期にわたるデフレの間、“インフレ対応費”は貯金に回っていたので、一年や二年の物価上昇ならまだ“想定内”ですが、これから先、モノやサービスの値段がどのように推移するのかは気がかりです。

 

必要な分だけ

電気代の負担は増えましたが、我が家の食事や日用品にかかるコストは、この数年間、ほぼ横ばいです。特に食費に関しては、コロナ禍前と比べて下がっています。

 

一番大きいのは、アルコール類の箱買いを止めた効果でした。以前は、ビールや酎ハイなどは箱で買うのが当たり前。冷蔵庫にはいつも冷えた缶ビールが用意されている状態でしたが、晩酌をしなくなったことで箱買いまでしてアルコール類をストックする必要はなくなりました。今は、妻の体調が良く、家族全員がそろう日に必要な分だけお酒を買うようになりました。

 

また、これまでは、食材を買い込み過ぎたり料理を作り過ぎたりして、口に入る前にやむなく廃棄することが少なくありませんでした。それが、自粛生活の間に食材管理を見直して、無駄な買い物をしなくなったことで食費を抑えられています。

 

今は、週半ばに大手スーパーの宅配サービスと週末の買い出しが基本となっているので、食材調達は三日から四日のペースです。買い物前夜に冷蔵庫がほぼ空の状態になっていると、今週も食材管理が上手にできたと独り満足感に浸ってしまいます。