和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

地震と骨折

元日の能登半島地震。近隣県も大きく揺れました。義兄は、地震直後に今は空き家となっている実家の様子を見に車を走らせました。妻の兄弟姉妹の中で唯一、地元で生活してきた義兄が実家を相続してこれまで手入れを続けてきています。

 

義兄は実家の管理の他に先祖代々の墓の“墓守”にもなっています。私の妻や北海道に移住した二番目の義兄は、兄の姿をやや冷めた感じで見ている風ですが、地元に残って親の遺志に応えている義兄を私は立派だと思っています。

 

築五十年の家は、途中何度か改築や修繕を行なっているものの、味わいのある古民家風の佇まいを残していて、義母亡き後も何度か身内の集まりの場となっていました。兄弟姉妹のそれぞれの家族も含めた集まりは途絶えてしまいましたが、義兄は、いつでも身内が集まれる場所を用意してくれているのかもしれません。

 

そんな義兄ですが、実家の様子見の際に部屋の段差に躓き足の甲を骨折してしまいました。

 

義兄はいつも年末に切り餅を箱一杯に送ってくれ、こちらからお返しを送ると余計な気遣いは無用と怒られるのですが、今回はお返しとともにカルシウム豊富なおやつをたっぷり送りました。