和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

主人と奴隷

従順な部下を育てる 「洗脳」と聞くと、怪しい宗教や収容所などを思い浮かべます。もっとも自分にとっては縁の無いもので、変な組織には近づかないようにしようと心に留める程度の話です。しかし、洗脳というのは、自分の気がつかないうちに行われているもの…

困った上司

批判するだけの上司は要らない 人のやることにいちいちケチをつける。そんな人間はどこの世界にもおりますが、自分に直接危害が加わらない限り、近寄らないようにしておけばいいだけです。しかし、それが自分の上司になったら・・・。 会社に就職して経験を…

一番大切な赤の他人

ベテラン夫婦? 私も妻も50代に差し掛かり人間的にも丸く(?)なったと思います。一昨年に銀婚式を迎えましたが、振り返ってみると25年余りの結婚生活は長いようであっという間でした。若い頃は些細なことで喧嘩もし、数日口も利かないこともありましたが、…

心のガス抜き

通勤地獄 数年前に海外駐在から帰国して以来、私は始発電車で出社することにしています。始発電車は人もまばらで、会社までの片道40分程度の時間を読書に充てています。 都心に向かう電車は通勤・通学の時間帯ともなると身動きも取れないくらいの混雑となり…

リタイアの潮時

無欲の人 会社での地位が上がると、自分は偉くなったと勘違いする人間がたくさんいます。組織の中の役割が変わっただけなのに、急に支配者面して顰蹙を買う人間です。 その反対に、どれだけ地位が上がっても、役員になった後ですら下の人間から慕われる奇特…

転職 自分の商品価値

転職先の要望を理解すること 私の勤め先では、通年でキャリア採用を行っています。会社のウェブサイトからエントリーできるようになっていますが、ほとんどの応募はエージェントを通してのものになっています。 最近では、ウェブサイトからエントリーする応…

日曜日の憂鬱

真面目過ぎると務まらない 会社の仕事は大抵チームで行います。誰かのミスを別の誰かが防いだり、挽回したりしながら仕事は進んで行きます。もちろん、商品の売り込みなど、個人でノルマをこなさなければならない職種もあるでしょうが、自分の営業成績が振る…

老後生活 抜け殻にならないために

老後生活が見えない 年明け早々、妻と2人で少しずつエンディングノートを作っていくことを決めましたが、以来あまり筆が進んでいません。終活の話題に触れることはあるのですが、まだエンディングノートに書き足すべきものを詰めるところまで行かず仕舞です…

人を見る目

採用面接は複数の目を通して応募者の人となりを見定めるため、本来、期待外れの人間を採用してしまうことは“稀”なはずです。しかし、その年の中途採用は人事部にとっても悔しい思いに溢れていたことと思います。10名足らずの中途採用者のうち、1年以上“残っ…

出世の道を外れたら(2)

出世道を究める 会社勤めをしていると、何かと同期入社の動向が気になります。巨大企業でもない私の勤め先では、同期の人数もそれほど多くないので、全員顔と名前が分かります。新入社員として一緒にスタートラインに立ち、それぞれの配属先から双六のコマを…

出世の道を外れたら(1)

天狗の鼻に詰まっているもの 私の同期で1人、不遇の会社人生を送っている男がいます。彼は入社式で新入社員を代表して答辞を任されるほど会社から買われて入社した、優秀な男でした。しかし、その優秀さが仇となります。配属先の上司や先輩社員が自分よりも…

ホームドラマに憧れて

理想の家族 自分の人生設計。思い通りに行っている人はそう多くないはず。かつては就職するまでがゴール。勉強していい学校を出れば、いい会社に就職できる。そうすればひとまずは安泰。あとは退職まで会社が面倒を見てくれる。 そんな時代であれば、将来の…

結婚相手を探し続けて

理想を追い求めて 大学の同期に少し変わった男がいます。たまに開かれる同期会には今まで一度も顔を出したことが無いのですが、忘れた頃に電話がかかって来て飲みに誘われるのです。何とも捉えどころのない男で、仲間と一緒に行動することはありませんでした…

パワハラ防止という足かせ

気がつけばパワハラ 今の時代、管理職の職務のうち、部下の育成や業務管理の重要性は益々高くなっています。私の会社でも、年度初めには部下と面談の上その年の業務目標を立て、キャリアアップのための育成方針を考えます。秋には中間の面接、年度末には業務…