和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

身の丈に合った生活

スーパーなどで買い物をしていると、物価上昇を嫌でも実感します。

コロナ禍以降、食材や日用品に関しては、近所のスーパーへの買い出しと大手スーパーの宅配サービスを利用するのが定着しましたが、それぞれの品目の単価を記録しています。

半年前、一年前の記録を見ると、確かにモノの値段は上がっています。値段が据え置きでもシュリンクフレーションで内容量が減っている品物もあります。

世の中の景気とは関係なく、我が家の生活レベルはほとんど変わっていません。決して爪に火を点すような倹約生活を自分たちに強いてきたわけではありませんが、妻と私が心地良いと感じられる範囲での節約を心がけてきました。

そのため、物価上昇を受けて一層の家計引き締めをするのは、生活の潤いを犠牲にすることになるような気がしてあまり気が進みません。

結婚当初から続けている家計のキャッシュフロー表では、毎年のインフレ率を二パーセントと想定しています。前年比二パーセントのインフレが適当かどうか。この先の物価上昇を正確に予想することは素人の私では無理です。

自分たちの手には負えないことで悩んでいても、問題を解決できるわけでもなく、私たちのできることと言えば、身の丈にあった生活レベルを維持する以外ないのだと思っています。