土地探し・家作りは大変(5)

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土地探し 選り好みし過ぎも良くない・・・らしい

土地を探す際に何を優先するか。それぞれの家庭で事情は異なります。住み慣れたエリアに永く住み続けたい。子供を転校させたくない。もっと通勤・通学の便がいいところに移りたい・・・などなど。夫婦の間でも意見の相違が生じることがあります。我が家も環境重視の私と利便性重視の妻とで意見が分かれましたが、解決を先送りにして、まずは土地探しをスタートさせることとなりました。
不動産屋に物件案内の申し込みをすると、すぐに数件の土地が紹介されてきました。気に入った物件があれば車で案内してくれるとのこと。早速次の週末にツアーを組んでもらうお願いをし、私がネットの不動産サイトを見て気になっていた物件も加えてもらいました。今回妻は所用で都合がつかず、私一人で物件を見て回ることになりました。
 
まずは不動産屋の営業所で今回見て回る物件の概要説明を受けます。物件の資料は事前にメールで送ってもらっていたので、“がっかり感”はそれほどでもありませんでしたが、私たちの希望にピッタリな物件はありませんでした。利便性重視の妻が特に気にしたのは、最寄り駅からの距離です。自家用車を持たない我が家。最寄り駅から家までの移動手段は、土地を探す際の重要検討事項です。希望は徒歩20分以内。ちなみに不動産広告を規制する「表示規約」では、80メートルを徒歩1分に相当するものとして計算します。つまり、最寄り駅から徒歩20分だと、1.6キロメートル以内がターゲットエリアとなります。しかし、紹介された物件の中にはバス利用の物件も含まれていました。不動産屋曰く、「なかなか希望どおりの物件は出てこないので、まずは一部条件が外れるものも含めて見て頂きたい」とのこと。土地探しの当初は誰でも理想が高いのですが、いくつか物件を見て回るうちに希望条件が変わる(妥協する)お客さんも結構いるようです。とは言え、人生最大の買い物で妥協するのは抵抗があります。その一方で、せっかちな私は、あわよくば今回見て回った中から土地を決めてしまいたいとも思っておりました。
  

土地探し 初めてのツアー

 不動産屋の営業の方には、営業所から車で各物件を案内してもらいました。私は土地勘が無いので、移動中の車の中では携帯電話のGoogleマップで自分がどのあたりにいるのかを確認するくらいしかやることがありませんでした。しかし、これでは最寄りの駅からの距離など全体の位置関係が把握できず役に立ちません。このツアーの後、私は本屋でゼンリンの住宅地図を買いました。アプリの地図はとても便利ですが、土地探しにはやはりテーブルの上に広げられる大きな地図がお勧めです。最寄り駅から目的地までの距離、位置関係などを俯瞰的に見ることができます。
 
これは後でも触れるつもりですが、市区町村で出しているハザードマップも是非入手しておきたいアイテムです。先月の台風19号でもハザードマップで危険域とされている地域での浸水被害が多かったようです。自分の探している土地は浸水リスクが無いのかというところも重要なポイントです。また、事故物件公示サイト(大島てる)や警視庁などが運営している事件事故発生マップにもお世話になりました。安心して暮らせるところに住みたいと思うのは誰でも同じです。もちろん、良心的な不動産屋は物件を案内する際にはネガティブな情報も共有してくれるはずです。ただし、自分の身は自分で守ることを忘れてはなりません。
 
さて、お昼過ぎからスタートした土地探しツアー。この日は6件の土地を見て回りました。最後の物件に辿り着いた時にはすでに日が沈み、周辺の状況がよく分からない状態でした。街灯も少なく、古家が残るその土地の全体があまり良く見えません。住宅地の奥は背の高い樹々が茂っています。時間的にも人通りが少ないため、森の中にいるような静けさが漂っていました。 こういう街中の喧騒から離れたところに住むのが私の希望でした。事前の説明で聞いていた物件概要は、最寄り駅から徒歩30分、バスを使うと駅から10分、バス停から徒歩5分。南西角地で古家あり。すでに空き家になっているので、いつでも引き渡し可能とのこと。緑に囲まれた住宅地。徒歩圏内に植物園もあり、週末の息抜きには持って来いです。娘の学校へも自転車で通えます。いいじゃないですか。お値段も我々の想定範囲に収まっています。私は次の日(日曜日)明るいうちにもう一度、今度は電車を使ってここを訪れることにしました。
この時は私もまだ不勉強だったのですが、この後いろいろな土地を見ていく中で学んだことは、同じエリアで周辺よりも安い物件があるとしたら、それなりの理由があるということです。不動産に関しては、掘り出しものなどないと思った方が正解です。
(続く)
 

【2019年11月6日 追記】

本日(2019年11月6日)付の日経電子版に、不動産コンサルタント田中歩さんが書かれた「住宅浸水リスクは自ら点検」という記事が掲載されました。先日の台風19号での被害も含め、過去日本各地で発生した豪雨での被害地域が洪水ハザードマップ上の浸水地域とほとんど同じであったにも拘わらず、ハザードマップがまだ浸透していない面があることから、土地・住まいの賃貸・購入時に不動産会社が説明義務を負う「重要事項説明」に、洪水ハザードマップでの浸水可能性も含めることを提案されています。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO51589520Q9A031C1000000?n_cid=LMNST020

 

私も土地探しの際に、浸水リスクを確認しようと思っていました。最初は目的の土地の浸水リスクをどのようにして調べれば良いかすら知らず、お世話になった不動産屋にハザードマップの存在を教えてもらいました。ネットでも各市区町村のハザードマップ(浸水予想区域図)は入手可能なようです。これからお住まいをお探しになる方は是非参考にしてみてください。また、ハザードマップは大変役立つものの、完全ではありません。浸水予想区域外での災害実績も併せて確認が必要です。私たちは不動産屋に調べてもらいました。