和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

食生活の見直し

人間ドック

先々月に受けた人間ドックの結果が送られてきました。数値は全て正常の範囲。体重はこの三年間で約十キロ減りました。体重減に伴って、経過観察となっていた高尿酸血症からも今回“卒業”できたので、私の体は数値だけ見れば健康体だと言えそうです。

 

妻の闘病開始を機に毎日の食事メニューや食生活の見直しを行なったのですが、私自身の体質改善にも良い効果をもたらすとは想定外でした。

 

食生活の見直し

食事メニューの見直しは、妻の通院している病院の栄養士さんによる指導が基になっています。当時の我が家の食生活を栄養士さんに大まかに伝えたところ、揚げ物はほとんど作らず、食事全般として薄味傾向なのでその点は問題無いと言われましたが、指摘されたのは野菜不足でした。

 

栄養士さんからは、食事のバランスが大切だと繰り返し言われました。巷の情報としての「がん患者が避けるべき食べ物」というのは必ずしも根拠が明確なものではなく、本人が食べられるのであれば、NGになる食材はないそうです。

 

当初は、妻の食事と娘たちと私の食事を分けて作っていたのですが、すぐに全員が妻の食事メニューに合わせることにしました。家族が揃う食卓ならみんなで同じ食事を味わいたいという単純な理由です。

 

病人用の食事メニューは物足りないのではないかと思うかもしれません。ただ、我が家としては、野菜類が多く食卓に乗るようになったので、量的な不満は感じませんでした。

 

見直し後の我が家の食卓には、毎回大盛りのサラダが登場することになりました。生の野菜だけだと飽きるので、キャベツや白菜の温野菜サラダや、大根と人参の紅白なますなどでマンネリ化を防ぐようにしています。人参やホウレンソウをベースにしたスムージーはリンゴやバナナを一緒に加えると案外飲みやすくなります。

 

また、食事の“配分”が変わりました。夕食は軽めにしてその分昼食のボリュームが増しました。また、夕食は早めに摂るようにしました。食生活の見直し前後で、野菜類が増えたほかは、食べる量自体が大きく変わったわけではありません。一日の食事量の配分と食べるタイミングが変わっただけです。

 

我が家の食生活の見直しは、無理せずに続けられる程度のものですが、私としては、体重減もさることながら、内臓の調子も良い状態を維持できているので、大きな変化となりました。