和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

食費値上がり対策

今月(九月)の中旬までお米は品薄状態でしたが、我が家は、非常食として用意していた乾燥米が賞味期限を過ぎたため、それを消化しているうちに幸いにして“米騒動”は収束しました。

乾燥米はお湯で戻しただけでは、口当たりや味がイマイチなので、雑炊やリゾットにし、日によってはパスタなどの麺類やお好み焼きも夕飯に取り入れました。

今までは、「夕飯の主食は米」と決めつけていたのですが、工夫次第で違和感のない、それなりの満足度を得られる食卓にできることを知りました。

もし、非常食の乾燥米がなく、お米も入手できなかったとしたら、“米なし生活”となったのでしょうが、私も家族もそれをあまり苦にしないのでしょう。

今年は、夏前にオリーブオイルが大幅に値上がりしました。オリーブの産地での干ばつと猛暑による大不作が原因のようです。

我が家では、もう十数年も前から健康のためにサラダオイルからオリーブオイルに転換していたのですが、これだけ値上がりすると商品棚に手が伸びません。結局、代替として米油を使うことにしました。これまで、米油を使ったことはなかったのですが、癖がなくどのような料理にも使えるので重宝しています。私にとっては新たな発見でした。

魚類も、ここ数年割高な秋刀魚は食卓に並ぶことがなくなりました。その代わりにブリの“登場回数”が増えました。以前、ブリを使っての料理は、冬場のブリ大根一択だったのですが、今はスーパーでもほぼ一年を通じて脂の乗ったブリが手に入るようになりました。冬場のブリ大根以外でも、シンプルに塩焼きにしてたっぷりの大根おろしと一緒に食べるのも良し。照り焼きにするのも良し、です。

我が家の場合、食材に拘りがないことが幸いしています。代替品を探すのも楽しみのひとつ。値上げは気になりますが、工夫で乗り切ろうと思います。