和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

鍋開き

鍋開き

ようやく冬らしい気温となり、この週末に今シーズン初めて鍋料理をしました。例年に比べて約1か月遅れの“鍋開き”を一番喜んでいるのは下の娘です。先月からスーパーに買い出しに行く度に違う種類の鍋つゆを買い込んでいたので、すでに我が家には四回分の鍋の素が備蓄されています。十一月半ばになり、よそのうちの一つをようやく開封することとなりました。

 

鍋をつつきながら飲むお酒が格別なのだと宣う娘。誰に似たのだろうと妻と私はお互いに押し付け合いますが、元々は二人とも“行ける口”なのですから、私たちの遺伝子が開花した結果であることに間違いありません。

 

我が家では、アルコールが平日の食卓に登場することはなくなりましたが、その代わりに週末の少し早めの時間から晩酌するのが恒例になりました。冬の間はほぼ隔週で鍋とお酒の週末が続くこととなります。

 

姉と妹

下の娘が社会人になってから、家飲みの話題は職場の愚痴が多くなりました。いや、今までは大学のサークルや部活動での愚痴が会社の愚痴に変わっただけで、それを残りの三人が聞かされる構図は同じです。

 

上の娘は、会社で嫌なことがあっても、妹の“ガス抜き”に便乗して不満を漏らすことなく、自分で解決しようと努めてきました。その結果、彼女は転職の道を選びました。

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対照的に、下の娘の愚痴は、不満解消というよりは、戦闘態勢に入る自分を鼓舞するようなものなのかもしれません。娘の性格から、社内で味方が一人もいなくても折れることなく自分を貫き通すのでしょう。中学、高校、そして大学と、他者に迎合することも、場の空気を読んで大人しくしていることもできませんでした。

 

誰に似たのだろう – これだけは母親譲りであることを妻も認めざるを得ないようですが、それでも妻は、「私はあそこまで酷くない」と娘を悪く言いますが、その言葉には娘に対するある種の羨望が含まれているような気がします。

 

娘二人を足して二で割るとバランスの取れた人格になるのかもしれませんが、私にとっては、娘二人のチグハグさが愛おしく感じられます。