ニューノーマルが崩れていく

f:id:lambamirstan:20191026045002j:plain

緊急事態解除後の緩み

私の勤め先では、まだ在宅勤務が続いているのですが、これまでの「不要不急の出社は控える」というものから、「自宅でできる仕事がある場合には、在宅勤務を推奨する」と一歩後退しています。

 

今週は事務所内の引っ越しがあったため、在宅勤務期間の中で久しぶりに出社率の高い1週間となりました。ほぼ3か月間、モニター越しでやり取りしていた部員の元気な姿を見て、内心ほっとしました。

 

実は、私は在宅勤務開始以降、「会社を辞めたい」と言ってくる者が出てくることを恐れていたのです。部員に対しては、私としての最大限のフォローをしてきたつもりですが、それは文字通り「つもり」でしかありません。自分の思いが、相手の心に届いているのか確信を持てない。そのことを歯痒く感じていました。

 

さて、引っ越し作業のため出社していると、若手の部員からクレームが入りました。話を聞くと、事務所内でマスクをせずに歩き回っている社員が複数 ‐ それも 少なくない人数 ‐ いるとのことでした。私は、今一度マスク着用の徹底を社内に周知するよう、総務に連絡しました。

 

駅や電車内でマスクをしていない人はほとんど見かけませんが、会社を自分の家と勘違いしているのか、出社すると、外出したり退社するまで、マスク無しで動き回っている社員がいるようです。

 

緊急事態宣言が解除されて1か月経ちますが、これを終息宣言の一歩手前のように思っている人が多いのではないかと感じています。宣言解除の当初は、しっかり守られていたソーシャルディスタンスも、なおざりになり、また、公共の場の人混みも緊急事態宣言以前に戻りつつあります。

 

収まるように見られた新規のコロナ感染者数が、じわじわと増え始めていますが、窮屈な「新たな生活様式」に辟易している人が多いのも事実で、そういう人々にとっては、宣言解除によって緩んでしまったウィルスに対する警戒感を取り戻すことは、容易では無いような気がします。

 

我が社の社員も同じで、大人数が集まれば、その中には緊張感の無い人間もいます。「原則在宅勤務」から、「在宅勤務推奨」に変わっても、家で仕事ができるのであれば、今までと何も変わらないはずなのですが、ここで必ず上の者に忖度する社員が出てきます。どうしても会社に来たいと言う役員や社員を止めるつもりはありませんが、弱い立場の社員に同調圧力をかけるのは止めるべきでしょう。

 

所内の引っ越しで「全員集合」となった私の部署でしたが、翌日からは、また在宅勤務に戻りました。もちろん、部員によっては、会社でないと対応できない業務もあり、止む無く週の内1日くらいの頻度で出社する者もいますが、「原則在宅勤務」は継続するようにしています。

 

いつも予防の心得を

以前、コロナ対策には、外出自粛よりも予防策の啓蒙が必要と言う記事を書きました。

 

lambamirstan.hatenablog.com

 

ここ数日の新規感染者数の増加傾向が、第2波かどうかはともかく、「ウィルスに感染しない」、「万が一自分が感染しても、他人にうつさない」ことに気を配るのは、何ら新しいことではありません。

 

人の心情として、2か月近く自粛していたことが、ようやくできるようになったのに、すぐまた行動を制限されるとなると、簡単には納得できないかもしれません。そうであるならば、「新しい生活様式」について国民一人一人に周知徹底すべきではないかと思います。

 

国、あるいは自治体レベルでの移動制限などが再発動される可能性は定かではありません。そろそろ経済優先に向かわないと持たなくなる、と言うところかもしれません。

 

行政に対して文句を言うのもいいでしょう。しかし、それよりも、今一度、自衛手段の再確認をする方が有用ではないかと思います。

 

さすがに、マスクの高騰や品薄が再発するとは思えませんが、品質の良い品物を適当な価格で買える時期を見逃さないというのは大切なことです。

 

また、可能な限り在宅で仕事をするようにしましょう。通勤、そしてオフィスと言う密閉空間での感染リスクを避けるための、一番簡単で効果のある手段です。

 

緊急事態宣言が再発出されるか否かに関わらず、新規感染者が増える傾向に対して、目を背けてはなりません。