結婚と離婚 失敗の意味

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結婚に失敗

昨年末、大学時代の友人と新年会を開く約束をしていました。時期は、“年明けの落ち着いた頃”ということで、2月くらいを想定していたのですが、新型コロナが騒がれ出し始め、様子見をしているうちにタイミングを逸してしまいました。

 

同級生とは不定期で飲み会を開いていたのですが、今回はその中に最近離婚した仲間がいたので、“励ます会”が目的でした。我々の年代での離婚ですから、世に言う「熟年離婚」ということになります。本人と直接話もしていませんので、その理由は定かではありません。ただ言えることは、彼は非常に誠実な人間なので、いい加減な気持ちで別れを決断したのでは無いのだろうということです。

 

ところで、昨年私の知り合いで離婚した女性がいましたが、彼女の場合、結婚生活は1年足らずでした。私としては、「もう少し何とかならなかったのか」、「結論を出すのが早過ぎやしないか」という思いもありましたが、これも本人が決めたこと。外野がとやかく口を挟むことではありません。

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先日、そんな彼女からメールで“新しいお付き合いを始めさせて頂”いたとの連絡を受けました。“前回の失敗を教訓に”、“今度は腰を据えて”、“皆様から祝福される結婚を”・・・という言葉がちりばめられた文面からも彼女の立ち直り早さを感じましたが、ひとつ引っかかったのは、“失敗”という2文字。

 

長い結婚生活の果ての別れにせよ、電撃結婚後の電撃離婚にせよ、好き合って一緒になった者同士の別れは残念なことです。結婚ではなくても、付き合っていた彼氏・彼女と別れたという経験をお持ちの方は多いでしょうが、それは失敗経験なのでしょうか。残念なことではあっても、それは失敗などというものでは無いと思います。

 

一緒にいるよりも別々の道を歩んだ方がお互いのため、と言う理由で別れるのであれば、その選択は決して失敗では無いはずです(もちろん、相手から愛想をつかされた場合は別の話になりますが・・・)。

 

離婚することを“バツイチ”と称するようになって久しいですが、少なくとも私は、別れることをネガティブに捉える必要など無いと考えます。

 

結婚生活を継続することが良いわけでは無い

関係が冷めきってしまっているのに別れない夫婦がいます。理由は様々です。相手に経済的に依存していて、すぐに一人で生活することができない。配偶者が退職金を受け取るまで離婚を待っている。あるいは、別れたいと言っている配偶者を困らせるためにわざと離婚に応じない。

 

どのような理由であれ、愛情を感じていない相手と形だけの夫婦関係を続けると言うのは、なんて不毛なことでしょうか。

 

私たちは様々なストレスに晒されながら生きていますが、最後にほっと安堵の息をつける場所が家であるはず。その家がストレスの元凶になってしまったら、私たちは逃げ場を失ってしまうことになります。そのような状態を続けていることの方が、自分の大切な人生の選択を誤っていることになりはしないでしょうか。

 

そう考えると、努力をして結婚生活を維持することが必ずしも良いとは限りません。結婚を継続すべきか、別れるべきか。その後の自分の人生と相手の人生にとって何が最善なのかをまずは考える必要がありそうです。その上で、離婚してお互いが別々の道を歩む方が良いと言う結論に達したのであれば、それは失敗とは呼ばないはずです。

 

成功した結婚とは?

そもそも結婚を、経済力のある誰かに頼ることを目的としているのだとしたら、それは自分の命を相手に預けたことと同じです。そうなると、以後、自分の人生を自分で切り開くことがほぼ不可能になります。

 

最初から離婚することを前提に結婚するというのもおかしな話ですが、何かあった場合に一人で生活していける経済力を備えておくことは大切なことです。経済力が無く配偶者に依存しなければならない関係では、言いたいことも言えない、家庭内暴力を受けても耐えるしかない、ということになりがちです。そのような状況に身を置く人もかなりの数に上るのではないでしょうか。

 

夫婦が対等の立場で意見を言い合い、袂を分かつ場合でも対等の立場でいるためには、お互いに経済的に独立している必要があります。全てが“うまく回っている”時はそのようなことは考えもしないでしょうが、順風満帆な時こそ備えを進めておくことが肝要だと思います。

 

自分が幸せだったかどうかは、死の間際にそれまでの一生を振り返ってみて初めて分かるものなのではないでしょうか。結婚も同じです。自分にとってその結婚が幸せだったのか失敗だったのかは、死ぬ間際まで分からないものだと思います。仲の良い夫婦も明日どうなるかは分かりません。