和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

土地探し・家作りは大変(4)

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土地探し 何が大事?

ハウスメーカーの見学会に足を運びながら、土地探しも並行して進めていかなければなりません。
ネットで近所の不動産屋を検索してコンタクトを取ると、返信とともにアンケートが届きました。「希望の沿線・エリア」、「希望する土地の広さ」、「希望の間取り」「最寄り駅までのアクセス」、「予算」、「重視する条件」。不動産屋も具体的な要望が無ければ仕事になりません。
私たちはここで壁に当たってしまいました。土地の広さ、家の間取り、具体的な相談を何もしてきていませんでした。環境第一の私に対して、利便性重視の妻。 「重視する条件」も夫婦の間で全くかみ合いません。アンケートで挙げられていた項目は、
①土地の広さ
②建物の広さ
③間取り
④陽当たり
⑤利便性
⑥住環境
⑦通勤・通学の便
⑧カースペース
⑨眺望
というもの。
結局、不動産屋のアンケートに答える前に、夫婦で最低限の方向性だけは決めておこうという話になりましたが、軸足がしっかりと定まらなかったおかげで、わが家は土地探しで遠回りをする結果となってしまいました(いい勉強にはなりましたが)。これから土地を探そうとしている方は、ご家族の間で住みたい土地の条件について時間をかけて話し合って、優先順位をあらかじめ決めておくことをお勧めします。百点満点の土地はまず見つかりません。「探しながら、追い追い考えよう」と思っていると、いよいよという時に決断できないことになります。
 

土地と家 どこまでこだわる?

夫婦で妥協点を模索しながらの土地探しの始まりです。通勤で使っているJRの沿線と娘の学校周辺をターゲットに物件を当たってみることにしました。
大事なことは、 土地と家にそれぞれいくらくらいお金をかけられるのか、どこまでこだわるのか、です。子供の教育費、老後の貯え、これからのライフプランもあるので、土地と家に全力投球するわけにもいきません。では、家族4人だとどのくらいの広さの家が適当なのか、その家を建てるにはどのくらいの広さの土地が必要なのか。そこをまず押さえなくてはなりません。
 
調べるべきことが分かって、私たちの土地探しはようやく本当のスタートを切りました。まず家の間取り。夫婦の寝室と娘2人のそれぞれの部屋は必要なので、3LDK。ネットの情報や新聞のチラシなどで3LDKの戸建て物件を見てみると、大体90平方メートルから100平方メートルのものが多いようでした。
では、どのくらいの広さの土地が必要なのか。調べてみると、建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)や容積率(敷地面積に対する延床面積の割合)で建てられる家のサイズが決まってしまうことが分かりました。私たちはこんなことも知らずに土地探しを始めたのでした。今思うと恥ずかしい限りです。
 
「重視する条件」について、夫婦の間で優先順位には開きがあるものの、方向性は見えてきました。
大前提として、今回建てる家を終の棲家とすること。 車は所有しないので、駐車スペースは不要。ここまでは夫婦で意見が一致。
その上で、妻の希望は、  最寄りの駅までは徒歩20分以内。徒歩圏内にスーパーがあること。 老後のことを考えて、周囲ができるだけ平坦なエリアであること。土地の広さは、3LDKの家が建てられればいい。庭は無くても可。
一方の私の希望は、住宅密集地でないこと。自然が残ったエリアであること。そのためであれば、最寄りの駅までバス利用も可。
不動産屋には、夫婦で意見が分かれている部分もあるが土地探しを始めたいと伝え、物件の紹介をお願いしました。
(続く)