和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

卒業

卒業式 下の娘は、自己主張が強く、高校では担任の先生や同級生と衝突を繰り返してきましたが、大学入学を境に相手の気持ちを汲み取ろうと努力するようになりました。そこには、高校時代の苦い経験や、闘病中の親への思いなどいろいろな要因があったのでしょ…

食習慣の見直し

産業医面談 私の勤め先では、健康診断や人間ドックの結果が出た頃に産業医との面談があります。三年くらい前まで私は肥満の境界線上を行ったり来たりしていて、尿酸値も高めで、毎年、産業医の先生からは体重を減らすように注意を受けていました。 それまで…

仕事の付加価値(2)

低付加価値業務 AIチャットの業務への導入に伴い、会社の企画部門からは、来年度の組織目標に“低付加価値業務の見直し”と“余力資源の創出”を加えるようにとの“推奨”がありました。 “低付加価値業務”の定義がなされていませんが、定型の管理業務や会議の議事…

仕事の付加価値(1)

AIチャット 超保守的な社風の私の務め先でも、いよいよ(?)AIチャット・ツールを業務で使用することとなりました。 とは言え、AIチャットを使用するためのガイドラインすら準備出来ていないのが実情です。社内一斉配信のメールで、「AIチャットを使用する…

様々な真実

信奉の反動 先日、会社のコミュニケーションタイムに先輩社員と雑談をしていた時に、最近亡くなった大江健三郎さんの話題になりました。 先輩は、大江さんの熱心な信奉者だったそうですが、沖縄での集団自決を取り上げたルポルタージュ、「沖縄ノート」が名…

トフラーとオーウェル(2)

1984 ジョージ・オーウェルの「1984」を初めて手にしたのも私が中学生の頃でした。アルヴィン・トフラーの「第三の波」は、情報革命がもたらす負の影響とともにそれを乗り越えるためのヒントを与えてくれましたが、「1984」で描かれた近未来には希望の光はあ…

トフラーとオーウェル(1)

第三の波 アルヴィン・トフラーの「第三の波」を初めて読んだのは、私が中学生の頃でしたが、当時の私には“情報革命”と言われてもピンと来るものはありませんでした。そのような社会の大変革が起こるにしても、それはずっと先の未来の話程度にしか受け止めて…

家族らしさ

小旅行 妻の体調の変化は先が読めないので、家族旅行の計画を前もって立てることが出来ません。先月、彼女が熱海の梅まつりに行きたいと言った時も、結局、体調が優れないまま、時機を逃してしまいました。 我が家から熱海までは、日帰りするには遠く、泊り…

運転免許証返納の英断

免許返納 先日、義兄が運転免許証を返納しました。今年の夏に七十五歳になる義兄は、年齢よりも若々しく見え、これまで無事故無違反のゴールド免許保有者でした。 そんな義兄が、昨年末に自損事故を二度起こしました。そして、今月に入って、車庫入れの際に…

花粉症対策

発症 今年は花粉の飛散量が過去十年で最大となり、昨年の12倍に達すると報じられています。我が家の女性陣は毎年、これからゴールデンウィークあたりまで大変な時期を過ごすことになるのですが、私は幸いにしてこれまで花粉症とは無縁でした。 ところが、今…

拍車のかかった少子化

危機的状況 二月末に公表された厚労省の人口動態統計の速報で、昨年の出生数がついに八十万人を割り込んだことが判明しました。これは、同省の予想よりも十年余り早いペースだそうです。 「少子化に歯止めがかからない」。同じようなセリフを何度も繰り返し…

夫婦の加点主義

演じる自然体 結婚して三十年も寝食を共にしていると、お互い空気のような存在になってしまい、付き合っていた頃の新鮮さなど思い出すこともなくなってしまいます。 付き合ってた頃は、自分が結婚相手として相応しい人間だということをアピールすることに余…

欲求の質

原動力 以前の記事で何度か人間の欲求について書いてきましたが、私は自分の経験から、欲と言うものは歳を重ねるにつれて無くなって行くものなのだと思っていました。 食欲や性欲は肉体の成長とともに高まり、肉体の衰えと共に鎮まって行く。現に私の肉体の…

コオロギとザリガニ

コオロギチョコ 先日、下の娘が買ってきたコオロギチョコなるものを分けてもらいました。コオロギと名がついていても粉末状にしたものをチョコレートに練り込んでいるので、口の中に異物感があるわけでもなく、私には何の変哲もないチョコレートバーでした。…