和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「こんなはずではなかった」に拘ると

成功体験と自分への過信 過去の成功体験は自信にもなれば足枷にもなります。成功を重ねて行くほどに“勝利の方程式”は確固たるものとなり、自信は過信になります。 死ぬまで自分の“勝利の方程式”が通用する人はごくわずかで、ほとんどの場合、どこかで壁に突…

胸の奥の奥

大人の振り 何をやってもうまく行かない時があります。良かれと思って行動に移したことが裏目に出て、かえって何もしなかった方が良かったのではないかと言うこともあります。 散々努力した - ベストを尽くした - 結果が報われない時、その責任を全て自分に…

お金の使い心地

得難いものは失い難い 我が家では、これまで何度か断捨離を決行し、私も私物をかなり整理してきました。それでも、悩んだ挙句に買い求めた物は、役目を終えた後でも処分できずに手元に残しています。 上の娘が生まれる直前に買った一眼レフのフィルムカメラ…

家計簿と小遣い闘争

家計簿代行 妻の闘病生活が始まって以来、私が家計簿の管理を担当することになりました。 妻は家計簿を手書きでつけることに拘り続けていました。今のご時世、表計算ソフトもあれば、使い勝手の良い家計簿アプリもあるはずなのに、そのような便利なツールに…

いつでも会える

妻の恩師 1月も半ばを過ぎました。ようやく正月気分も抜けた今頃になって、ある方から寒中見舞いの葉書が送られてきました。 妻宛のものでしたが、葉書なので認められていた文字が目に入ってしまいます。差出人は妻の高校時代の恩師のご子息からでした。ご主…

もったいない時間への焦り

息を吹き返したテレビ 以前の記事で、大晦日の夜にテレビが壊れた話に触れました。 lambamirstan.hatenablog.com そのテレビは駐在から帰国した時に購入したものでした。駐在中にトランクルームに預けてあったものは、機能的には全く問題無かったのですが、…

腹八分目

ほどほどで満たされる 腹八分目 - 満腹感を覚える一歩前で止めておくのが医者要らずの秘訣なのでしょうが、若い頃の私はそれが出来ていませんでした。 二十代半ばまでは、どんなに食べようと飲もうと具合が悪くなることはほとんど無かったのですが、その後、…

心の波と過保護な上司

家族への甘え 数年前、海外駐在の終わりから帰国後にかけてのしばらくの間、妻の精神状態が不安定だった時期がありました。最初は、娘たちの進学のことや帰国前後の慌ただしさがストレスになっているのだと考えていましたが、私の何気ない一言 - 励ましや気…

自分の言葉と借り物の言葉

刺さる言葉 毎年、仕事始めの日には社長の年頭挨拶があります。例年は本社の大会議室に役員・社員が集まるのですが、昨年と今年は“密を避けるため”、大会議室への入室は役員と一部の幹部社員だけに限られ、他の社員は自席あるいは自宅でライブストリーミング…

仕事の理由付け

休み明けの気怠さ 年明けは4日が仕事始めでしたが、依然として正月休み明けの気怠さが抜けません。 休みに入る直前まで何と無しに高揚感を覚えていたのが、休みに突入した途端に休暇明けのことを考え気の重さを感じ始めました。 とは言え、今は責任のある役…

有休消化とワーケーションの壁

休みも仕事のうち 年末年始の休み。私の部では、緊急事態宣言も解除されたことから、一昨年生まれた子どもを親に初めて会わせると言う同僚もいます。親御さんにしてみれば、待ちに待った孫の顔を直に見ることが出来るわけで、さぞかし待ち遠しかったことでし…

家事の基本

おせち料理 妻が闘病生活に入る前まで、家事の分担は阿吽の呼吸で行ってきました。予め役割分担を決めていても、お互いの仕事の都合で予定どおりに家事を行なえないこともしばしばで、結局は出来る方が出来ることをやることで落ち着いたのでした。 しかし、…