和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本心はどこにある? (2)

独りの世界 思考実験と言うほど大袈裟なものではありませんが、野中の一軒家で独り暮らしをすることを空想してみます。 食料を始め、生きて行く上で必要な物は全て整っています。何か買い物がしたければ、通販で手に入れられます。訪れる客はいません。他者…

本心はどこにある? (1)

自分のものさし 前回の記事の最後で、自分にとって必要か否かの判断は、自分の胸に聞くべきということを書きました。 lambamirstan.hatenablog.com 世間体と虚栄心の共通しているところは、周囲の人々の目に対する意識と言う点です。他者が自分をどのように…

虚飾と本心

気になる他人の目 ほとんどの人は、多少の差こそあれ、他人の目を気にしながら生きているのではないでしょうか。出かける時に、「今日は何を着て行こうか?」と悩むのも、自分にあった服を着たいという気持ちもあるのでしょうが、それ以上に、誰かに見られて…

当たり前のことに感謝 (2)

「当然」な存在 自分にとって大切な人を「空気のような存在」などと言うことがあります。いつも自分の傍にいてくれて、困った時に頼りになる存在。いなくなって初めて大切さが分かる存在。そんな、“いるのが当然”の存在は、普段は文字どおり空気のように意識…

当たり前のことに感謝 (1)

人によって全く異なる“当然” “当然”と言う言葉。「これくらいは、できて当然」、「そんなもの、言われなくてもやるのが当然」等々。当然のことをした方としては、いちいち相手からのお礼を期待しているわけではないのでしょうが、それでも、「やって当然」と…

会社が病気になったら

できない病の処方箋 以前、「できない病」のポスターの話を書きました。 lambamirstan.hatenablog.com 私の勤め先では、まだあのポスターが貼られています。評判が良くないため、総務にポスターを剥がすことを提案したこともありますが、そのつもりは無いよ…

「がんばれ」は無責任な言葉?

子育てが終わって 我が家は、次女が昨年大学に入学した時点で、子育ては終了したと思っています。もちろん、娘が卒業するまで学費を払わなければなりませんが、娘に対して「ああしろ、こうしろ」と口うるさく言うことはしないと、妻とも決めています。 振り…

コミュニケーションツールは変われども

やりっ放しは責任逃れ 我が家の大学生の娘、現在アルバイトで学習塾の講師をしております。高校時代は、人に指図されることを最も嫌い、学校の先生や親のアドバイスは一切聞き入れませんでした。それが、今や“教え魔”に変身してしまいました。毎日夜遅くまで…

肩書とレッテル

歓喜と無念の季節 この季節、どこの会社でも人事異動の話で持ち切りとなります。自分の会社だけでなく、取引先の人の動きも耳に入ってきます。昇進に歓喜する人、降格や出向で意気消沈する人、まさに悲喜交々です。 先日、お世話になった取引先の方の送別会…

生きたお金の使い道

生きるために働く 生まれてこの方お金に苦労したことが無いと言う人は、ある意味幸運です。何をするにもお金が必要な世の中、毎日生きて行く上でお金のことが頭から離れることはありません。“ある意味幸運”と書いたのは、お金に不自由していなくても、それで…

働く理由と人生の意味 (3)

親の期待とアイデンティティーの確立 生まれてきた子供に大きな期待をかけるのは、どの親も同じだと思います。健康に育ってくれればそれで満足と言っていた親も、周りの様子を見るにつけ、子供には将来、お金に困らない生活を送ってもらいたい、そのためには…

働く理由と人生の意味 (2)

生きる意味への自問 ワーカホリックで仕事が中心の毎日になってしまうと、自分や家族と言う本当に大切にしなければならないものが見えなくなってしまいます。決して人生は働くためだけにあるわけではありません。 ほとんどの人々にとって、働くのは生活の糧…

働く理由と人生の意味 (1)

張りぼての自信 在宅勤務で家にいる時間が多くなると、自ずと家族と関わる時間も増えることになります。 妻は今月初めから普通に出社しており、今年就職した上の娘も一昨日から郊外の営業所で研修に参加しています。 ということで、日中家にいるのは、大学生…

現実と作り物

誹謗中傷の凶暴性 女子プロレスラーの木村花さんがお亡くなりになったニュースは皆さんご存じのことと思います。テレビのリアリティー番組での言動をめぐり、SNSで毎日のように誹謗中傷を受けてきて、それを苦にしての自死とも言われています。 どんなに強靭…

自分のための時間

妻の悩み 新型コロナ騒動に伴う緊急事態宣言が出されて以来、妻は自宅待機となっていました。妻の仕事は在宅でできるものでは無いため、家にいてもやることがありません。有り余る時間で、読書やビデオ鑑賞、マスク作り、おやつ作りなど、在宅生活を満喫して…