和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

俺様のお尻拭き

コミュニケーションが生み出す安心感 生まれたばかりの赤ん坊は泣くことでしか自分の欲求を人に伝えることができません。親はそれを見て、おなかが空いているのだろうか、おむつが濡れているのだろうか、などと気を回します。 もう少し大きくなった子供でも…

休みも仕事のうち

家族のことに気が回らないとしたら 仕事が忙しくて家族のイベントに参加できない。私の勤め先でも、ひと昔前まではそんな愚痴をよく耳にしました。例えば、子供の運動会。土日の混み合いを避けて平日に開催する学校が多くなったため、仕事を持つ親御さんは休…

暴走する感情

自分しか見えない 以前の記事で、感情表現が豊かな人はつき合いやすいと書きました。 lambamirstan.hatenablog.com しかし、これも程度問題です。何かの拍子に感情が暴走し、それを制御できないのだとすると、その人は何か問題を抱えています。そうなるとこ…

嫌われ仕事

ジレンマ 会社の中には好まれる部署と嫌われる部署があります。私の勤め先に限って言うと、人事部は嫌われ部署の筆頭です。労務規程で社員を“縛り”、従業員の利益ではなく、経営陣の利益を重視しているという風に取られがちです。かつて人事部に所属していた…

慢心の花が咲く(3)

制御不能 社長秘書の交代に伴い、秘書室に不穏な空気が流れます。 lambamirstan.hatenablog.com lambamirstan.hatenablog.com 室長は、Hさんを異動させるべきという私の話に理解は示したものの、それはできないと一言。 来年の株主総会で社長が交代となるこ…

慢心の花が咲く(2)

偉くなりたい 結婚を機に退職することとなったベテラン秘書のMさんは、Kさんを自分の後任に推薦しました。 lambamirstan.hatenablog.com 私がMさんの退職とKさんの社長担当のアナウンスを部下に行った直後、Tさんが私に“抗議”しました。何故自分よりも“下の”…

慢心の花が咲く(1)

特権意識 会社の中は大きく分けると事業部門と管理部門に分けることができます。事業部門で働く社員の中には、「自分たちが金を稼いでいる。管理部門は事業部門に文句をつけるばかりで金を食い潰しているだけ」という妙な勘違いをしている者もいます。バック…

相手の気持ちを察するには

謝れば済むと思っていた頃 喜怒哀楽がはっきりしている人は、思っていることが顔に出るので、“距離”の取り方が楽です。喜んでいるのか、嫌がっているのかが分かれば、知らないうちに相手を傷つけてしまうということはあまり起こりません。 その点、私の妻は…

老後生活のヒント 朽ち果てないために (2)

暇過ぎて死ぬ リタイア後の生活をエンジョイしている先輩。仕事で完全燃焼し、これから老後生活を迎えようとしている先輩。お二人の人生に取り組む姿勢は大変参考になります。 lambamirstan.hatenablog.com そして、三人目。Nさんは社内でも変わり者で有名な…

老後生活のヒント 朽ち果てないために (1)

自分の家にいられない 先々週、風邪を引いて熱が出たため、出社停止となってしまいました。火曜日の夜には熱は下がったのですが、さらに48時間は引き続き自宅待機するよう会社から指示があったので、月曜日から木曜日の丸4日間会社を休んだことになります。 …

しわ寄せの行き先

誰も反省しない反省会 自分で計画を立て、責任を持って実行する。事業は結果が全て。結果責任は計画立案者と実行者が負う。至極当然のことです。 しかし、長期に亘るプロジェクトでは、当初の計画通りに事が進んだかを見極められる頃には、計画を立てた者は…

会社人生の余生

何事もなく過ごす 最近では、部下を引き連れて夜の街に繰り出すなどという機会もほとんど無くなりました。部下を労おうとしてパワハラだと思われたら、と考えて二の足を踏む管理職が増えてきています。私もその一人。 若い頃、仕事が忙しい時に限って上司が…

Intermission 新型肺炎狂騒曲

繰り返される新型ウィルス騒ぎ トイレットペーパーが店棚から消えた映像を見ると、私などはオイルショックのときのパニックを想起します。これまでも、新型のウィルス騒ぎなどが起こると、一部地域でトイレットペーパーの買い占め騒ぎが起きました。時代が変…

親の死に目に会えないと

老いる息子が背負う母 私の母親は今、地方都市で独り暮らしをしています。20年ほど前からリウマチを患い、数年前からは歩くのに杖が必要になってしまいました。そんな母と同居することも考え、妻も賛成はしてくれましたが、本人は独りの方が気楽だと言ってそ…

仕事するのは何のため?

これは思い描いていた仕事なのか 私が就職活動の準備を始めたのは、たしか大学3年の冬くらいからでした。その1年後に日本はバブル崩壊を迎えるのですが、そんなことを想像すらしていなかった私は、いずれどこかの会社には入れるだろうという甘い考えを持って…

母の空言に巻き込まれた話

その場しのぎ 気乗りしない遊びに誘われて、「その日は別件があるから」と断ったり、仕上げる自信もないのに、「明日までにやっておきます」と安請け合いしたり。その場しのぎの嘘は決して褒められたものではありませんが、誰でも経験があると思います。 逆…