和尚さんの水飴

老後の前のハッピーアワー

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

家庭人のススメ

当たり前のこと 誰かに期待されるというのは嬉しいことです。期待に応えて“ご褒美”がもらえたら、嬉しさも一入です。 会社勤めをしていれば、上からの期待に応えることによって、評価が上がり昇進し給料も増えます。会社という集団の中での手柄は - それが…

親友恐怖症

親友恐怖症 親友は必要だと言う人がいます。確かに、退職後の人生を考えると、社会とのつながりを保つことは大事です。私も、会社以外の様々な分野で知人を増やしておくことは必要だと思っています。 ただし、自分の内面をさらけ出せる存在は、妻を除いて、…

結婚と損得勘定

結婚しないという選択 ひと昔前まで、女性は就職してもいずれ結婚すれば退職するという考えから、企業も女性には“一般職”という枠を設けて事務補助的な仕事しか割り当てなかった時代がありました。 しかし、男女雇用機会均等法が施行され、女性の社会進出が…

人付き合いも努力が必要

年賀状離れ 学生時代や社会人に成り立ての頃までは、頂いた年賀状の枚数を友人と自慢し合っていました。年賀状の枚数は“顔の広さ”に比例すると信じていたからです。 年々、年賀状離れが進んでいるようで、我が家も頂く枚数と送る枚数がすっかり減りました。…

豊かさを感じられる心

裕福な隣人 私が学生時代に独り暮らしをしていたアパートは、郊外の、最寄り駅からバスで20分もかかるところにありました。古いアパートで、冬はとにかく寒かったです。石油ストーブで暖を取っていましたが、寝る前に火を消すと途端に外の寒さが入り込んでき…

幸せレース(3)

人並みの生活はお金がかかる? 自分では普通に暮らしているつもりなのに、生活が苦しい、貯金ができないという人がいます。どこの家も似たり寄ったりと思っても、懐事情は様々です。 例えば、子供の進学。親同士の話から、今や中学から私立校に通わせるのが …

幸せレース(2)

他人を見下しても幸せにはなれない 私の妻の話ですが、年明け早々に娘の幼稚園時代の“ママ友”の集まりがありました。娘が卒園したのはもう10数年前のこと。よくここまで続いたものだと感心する私。妻曰く、年賀状のやりとりやSNSでの連絡は続いていたようで…

幸せレース(1)

家が欲しい! 会社勤めをしていると、同僚がいくら給料をもらっているかは、その年齢からおおよそ察しがつきます。特に私の勤め先のような、依然年功制度が残っているような会社の場合、同年齢だともらえる給料はほとんど差がつきません。それでも、周りの人…

窓際がいっぱい

ポストが無い 我が社の人事担当部署では、ポスト管理が頭痛の種になっています。“上がり”のポストである部長や室長といった役職に就けなかった幹部社員は、かつては関連会社への片道出向や地方の事業所への異動が待っていました。その後55歳になれば役職定年…

部下は腫物

ホワイト企業であり続けたい どこの企業でも、採用担当部署は優秀な人材を確保することが至上命題となっています。終身雇用制度が維持され、転職が今ほど盛んでなかった時代には、“人材の確保”は採用することに主眼が置かれ、人材流出への対応は二の次でした…

私たちのエンディングノート

母の終活 一昨年までは妻と娘2人も一緒に年末年始を母親のところで過ごすのが恒例となっていましたが、昨年は母から「歳も歳だしゆっくり独りで過ごしたい」という話があり、私一人が押し掛ける形で母の顔を見に行って参りました。 母曰く、「部屋の片づけが…

老後生活への備え 心の安定を求めて

老後生活スタートまでに済ませておきたい準備はいろいろあります。皆さんが真っ先に思いつくのは貯蓄や健康のことだと思いますが、この2つが満たされているからと言って、心の安寧が得られる保証はありません。 本能的欲求の鎮まり 諸説ありますが、人間の三…

社風は急に変わらない

今更感が拭えないCI計画 1980年代のバブル期に、CI(Corporate Identity)ブームが起こりました。各企業が独自性を反映させたコーポレートメッセージ(企業スローガン)やブランド名、ロゴを作り、社会に発信することによって存在価値を高めるというイメージ…

結婚と離婚 価値観の壁

結婚の決め手、離婚の決め手 夫婦生活は山あり谷ありです。喧嘩をしながらでも長年連れ添っている夫婦もいれば、仲が良さそうだったのに些細なことがきっかけで離婚する夫婦もいます。 昨年のゴールデンウィーク前、私の知り合いがめでたく結婚しました。ア…

本当の成果主義とは

中途半端が一番良くない 企業の人事制度が年功主義から成果主義へシフトするのは世の趨勢です。結果を残した人は、年齢や勤続年数に関わらず相応の報酬を得て相応の役職に就くことができる制度ですから、だれもそれに反対はしないでしょう。 私の勤め先も例…

転職 中高年の無謀な挑戦

用意周到な若手社員 私の本職は人事ではないので、採用に関して何か権限があるわけではありませんが、担当部門の人員補充などに際して、キャリア採用の面接に同席したり、就職・転職エージェントの営業担当とも接する機会があります。 最近ショックを受けた…

忘年会も様変わり

昨年末、にわかに飛び交い始めた言葉に「忘年会スルー」というのがありました。話したくもない上司や同僚との飲み会に参加させられるなんて勘弁してほしい、という若者の声が目立ち始めたということなのでしょうか。もっとも、そのような、特に若手社員から…

自分の家を守ること

同期会はしんみりと 私の会社の同期は20名そこそこです。その中で集まって酒を酌み交わす仲の人間は5~6名程度でしょうか。転勤や出向などで勤務先もばらばらなので、あまり頻繁とはいきませんが、それでも半年に1回くらいのペースで飲み会を開きます。 酒…

子供との時間 後から取り戻せない大切なもの

理想の家族生活が一変 もう20年前も前の話です。最初の駐在中に2人の娘に恵まれ、私はその間、家族ファーストの生活を送ることができました。当時の私の上司は彼の地での駐在も長く、家族のことを蔑ろにするような仕事の仕方を良しとしませんでした。そのお…